2006年08月20日

Raul Midon / State of Mind [2005]

名匠アリフ・マーディンがプロデュースした盲目の天才!

Raul Midon / State of Mind [2005]
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1. State of Mind
2. If You're Gonna Leave
3. Keep on Hoping
4. Mystery Girl
5. Waited All My Life
6. Everybody
7. Expressions of Love
8. Sittin' in the Middle
9. Suddenly
10. Never Get Enough
11. Sunshine (I Can Fly)
12. I Would Do Anything
13. All in Your Mind


ラウル・ミドン :ギター&ヴォイス

米国における音楽的土壌の広さというか、深さを思わせる素晴らしいアーティスト。
それが本作の主人公である、ラウル・ミドンですネ!
デビュー作である本作「State of Mind」は収録されている13曲が全てラウル・ミドンのオリジナル曲で構成されています。ソウル、R&B、ポップ、フォーク、ジャズ、ラテンが見事に彼の中で調理され消化し、楽曲に反映されています。そこに、独特なヴォイス・トランペットによるインプロヴィゼイションと心に染み渡るヴォーカル、素晴らしいテクニックのフラメンコ&ジャズ風味のアコースティック・ギターの演奏。彼の音楽にはダニー・ハザウェイ、スティーヴィー・ワンダー、ホセ・フェリシアーノ、といった先人たちの作品からの影響を感じさせますが、しっかりとオリジナル性をかんじさせるものばかりです。さらに、スティーヴィー・ワンダーが“Expressions of Love”にハーモニカでゲスト参加するなど、話題性もバッチリ!他にも、ラテン・ジャズのフルート奏者デイヴ・バレンタインとパーカッショニストのサミー・フィギュエロアが、“I Would Do Anything”で熱の入った演奏でサポートしているあたりも本格派のプレーヤーから認められている証拠ですね。なによりも彼のギター・プレイが本格的かつ独創的な点も見逃せません。これは、枯れの曲作りに大きく影響していることは明白です。パーカッション的要素を多大に感じさせる処は、ラテン系のプレーヤーからレッスンを受けたから??そこに、アル・ジャロウ顔負けのヴォイス・トランペットで楽曲の幅をひろげています。各誌大絶賛のこのアルバムは2005年のベストと称するメディアも多い中、みごとに来日公演をして日本の音楽ファンにもアピールいたしましたネ!
フラメンコ調の“Never Get Enough”、美しいバラード“Suddenly”と彼の才能が見事に結実した傑作です。次のアルバム楽しみなアーティストがまたひとり・・・
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2006年08月05日

Michael Franks / Rendezvous In Rio [2006]

ちょいとリオまで夏期休暇を・・・
Michael Franks / Rendezvous In Rio [2006]
Rendezvous In Rio.jpg
1. Under the Sun
2. Rendezvous in Rio
3. The Cool School
4. Samba do Soho
5. The Critics Are Never Kind
6. Scatsville
7. The Chemistry of Love
8. Hearing Take 5
9. The Question is Why
10. Songbirds
11. Antonio’s Song (acoustic) Special Bonus track


マイケル・フランクスのメジャー・デビュー30周年記念アルバム。

前作「Watching the Snow 」の雪景色と打って変わって、今回は南国ブラジルのリオ・デ・ジャネイロへ誘ってくれます。前作が冬の期間を暖かな暖炉の元で家族や親しい友人と過ごすホリディ・ミュージックとすれば、その家族が休暇を取って南国へ旅行へ出かけました・・とさ。
本作はいままでにないくらいの豪華さを誇るサポートを得て製作されている点がひとつのポイント・・。どの曲も30年前から続く、ラテン・タッチ、JAZZY、ボサノバ風味をフランクス流に巧く調理することを新旧のスタジオの達人たちにより実現されています。これは、長きにわたり自己のスタイルを通してきたフランクスに対して尊敬と信頼があるからこそ・・・。我々ファンにとっては大変に喜ばしいことであります。
もうひとつ長年のファンにとってウレシイ点があります。それは、あの名盤「スリーピング・ジプシー」(77)より大ヒット曲「アントニオの唄」のセルフ・カバー・ヴァージョンを特別収録していることです。オリジナルはSAXのデビッド・サンボーンのむせび泣くアルトが印象的でありましたが、今回のようなサラリとしたアレンジもこれまたヨロヒイと感じます。
楽曲のテイストによってプロデューサーとミュージシャンを使い分ける手法も「ベアフット・オン・ザ・ビーチ」と同じで、プロデューサーはジェフ・ローバー、チャック・ローヴ、ジミー・ハスリップといったスムース・ジャズ世代にアピールできる売れっ子を起用しています。
さらに、AORファンにうれしい点があってロビー・デュプリーとのデュエット曲"5"や、友人の故ランディ・ヴァンオーマーに捧げた"10"も聴き処としてあげておきましょう。
トロピカル・ドリンク片手に木陰でゆったりと楽しみましょ!
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2006年07月12日

Gino Vannelli / Yonder Tree [1995] 

コンテンポラリー系ジャズ・ヴォーカルを目指したアルバム
Gino Vannelli / Yonder Tree [1995] 

Yonder Tree.jpg
01.Walter Whitman Where Are You
02.Fallen In Love
03.You Owe It To Yourself
04.Little Bit Of Judas
05.Unbearably Blue
06.Jehovah And All That Jazz
07.None So Beautiful
08.I Die A Little More Each Day
09.Come To The Well
10.Moon Over Madness



従来からのバンネリ節を少しだけ残しつつジャズ・テイストを中心に据えた作品。

90年代はジノ・バネリにとってじっくりとそれまでの活動を振り返り、今後の創作活動を考えていく時期だったのでしょうかぁ。1991年にベスト的な意味合いのライヴ・アルバムを出した後のオリジナル・アルバムとして発表された本作{Yonder Tree}は、ウッド・ベースを起用していて、いかにもジャズ的なアプローチの強いアルバムなのですが、スタンダードをカヴァーするなんてインスタントな作りではなく、全曲ジノのオリジナル曲で作られた、新しい方向性を示した意欲的な作品となりました。もちろんJazz的なアプローチはそれまでの作品にもいくつか見られましたが、これほどまでに前面に押し出してきたのは初!やはり、演歌調とも言えるバネリの歌唱方法での唄い方は、Jazzテイストのポップ/ロックにすると少なからず違和感があるのは否定できません。特に、それまでのシンセサイザー等の電子楽器に比重高めのバネリ兄弟の作風からすれば、どうしたの?大人になっちゃったの?となってきますが、何年も待ったファンからすれば久々のオリジナル作品に喜びを隠せませんでした。(実際全曲がバンネリのオリジナルですっ!!)このアルバム発表後にライブ活動も再開しファンを安心させたバネリ・ブラザースですが、この後にまた4年以上も新作を発表しませんでした・・(1998年にスロー・ラブでゆったりめのAORを・・)
しかしながら、バネリ独特のメロディーラインが随所に現れるところが興味深い作品なので、従来からのファンにとっては、{ジノと共にわたしも大人になっていくのねぇぇ・・}と自分に納得させた??のかぁぁ・・です。
レーベルがjazz専門のヴァーブからの発表ということもあり、半ば本気でjazzヴォーカルをやろうとしていたのかもしれませんねぇ。
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2006年07月09日

Michael Franks / The Art Of Tea [1975]

クルセイダース+ブレッカー・ブロスに歌い手として参加??
Michael Franks / The Art Of Tea [1976]
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1.Nightmoves
2.Eggplant
3.Monkey See, Monkey Doo
4.St Elmo's Fire
5.I Don't Know Why I'm So Happy I'm Sad
6.Jive
7.Popsicle Toes
8.Sometimes I Just Forget To Smile
9.Mr.Blue



マイケル・フランクスのスタイルを決定づけた初期の傑作!

このアルバムが発表された当時は、まだAORもFusionも確立されたジャンルとして認識されていなかったので、シティポップスとかソフト&メロウと言った言葉で紹介されていました。
このアルバムは、マイケル・フランクスのメジャー・デビューと言える作品。実質上はセカンド・アルバムであり、豪華なメンツを揃えている点は当時のワーナーの首脳陣が、いかにマイケル・フランクスに期待を寄せていたか判るというものでっす。
このアルバムは名作と誉れの高い「エレガント・ジプシー」とプロダクション的に同じと思われ、プロデュースはTommy LiPuma、アレンジがNick De Caro、そしてミキサーはAl Schmittという素晴らしいラインナップです。ミュージシャンは、クルセイダース陣営から、Joe Sample、Larry Carlton、Wilton FelderとドラマーのJhon Guerinをメインに、SAXはMichael BreckerとDavid Sanbornのブレッカー・ブロスの2ホーン(当時)です。ここに、良く練られたフランクスのメロディと詩が乗ります。このアルバムからの代表曲は、何人かにカバァーされたMonkey See-Monkey Doや、シングル・カットされた"Popsicle Toes"となっていますが一番の楽しみ方としては、アルバム全編を通して聴くことです。(尺だって短いし・・曲も少なめだし・・)
カクテルとかワインとかを用意して、グラフィカルな本(写真集?ゴーギャンの絵画?)でも眺めながらご堪能いただきたいと存じます。
一曲目の"Nightmoves"でカールトンのギター、サンプルのキーボードで気分はヨロヒイ!
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2006年07月06日

Steely Dan / Two Against Nature [2000]

20年・・待った甲斐があった・・?
Steely Dan / Two Against Nature [2000]
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1.Gaslighting Abbie
2.What a Shame About Me
3.Two Against Nature
4.Janie Runaway
5.Almost Gothic
6.Jack of Speed
7.Cousin Dupree
8.Negative Girl
9.West of Hollywood


スティーリー・ダン :本当のマイペースとはこの二人の事

スティーリー・ダン名義としては「ガウチョ」以来20年ぶりとなるスタジオ・レコーディング・アルバムがこの「Two Against Nature」です。
このアルバムを発表するまでの20年間ドナルド・フェイゲン(Donald Fagen)とウォルター・ベッカー(Walter Becker)の二人は、いったい何をしていたのか・・・。それぞれのソロ・アルバムの製作や他のアーティストとの競演、アルバム作りのヘルプ・・そして再指導liveでの活動と、それなりにミューシジャンとしての仕事はこなしてきたようであります・・・。
しかし、この二人の母体となるのはSteely Danなわけで、ファンはグループ名義での本格的な活動を首を長くして待っていたのです20年も・・・。
さすがに、80年代当時の音と比較するのは音楽界の状況も変化しているので一概に言えませんが、フェイゲンの鼻にかかった声を聴いた瞬間に・・〔ほっ・・〕とされた方も多かったのではないでしょうかぁぁ。(拙者もその一人ではありましたが・・)
全体的な印象はシャープな感触は、デジタル処理されたからと思われますがこれは時代の流れから出てくる所・・。しかし、どこかしら軽い印象を持ってしまうのは何故??
確かに演奏しているメンバーは、ガウチョやエイジャとは異なるのですが、彼ら特有のスティーリー・ダン的なグルーヴィンさが薄れている様に感じられます。だからと言って全くの駄作と言う訳ではなく、しっかりと2000年に世に問うスティーリー・ダンの音になっているのは間違いの無い所!その証拠として、この年のベスト・アルバム賞を、グラミー賞で・・その他にも様々なところで受賞しているのでありまんす。(これは、審査する側が彼らの音作りにやっと追い着いた・・というのが本当かも??)
まぁなんにせよ、スティーリー・ダンのフリークであるファンからすれば、狂気乱舞する時が続いてくれればコレ幸い!
個人的にはもっとBASSとDRUMSの音の厚みを感じさせてくれれば100点挙げてたかも・・なアルバムです。もちろん、それぞれの楽曲クォリティは一級品!


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2006年07月03日

Al Jarreau / This Time [1980]

プロデュースのジェイ・グレイドンが本領を発揮!
Al Jarreau / This Time [1980]
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1.Never Givin' Up
2.Gimme What You Got
3.Love Is Real
4.Alonzo
5.(If I Could Only) Change Your Mind
6.Spain (I Can Recall)
7.Distracted
8.Your Sweet Love
9.(A Rhyme) This Time


アル・ジャロウ :コンテンポラリー・ヴォイス
Jazzヴォーカリストとしてのステータスを確立していたジャロウがポップ・フィールドに大きく足を踏み入れたアルバム。
次作「Breakin' Away [1981]」、「Jarreau[1983]」に続いていく流れを作った作品。
アルバムとしては、3作品の中で一番Jazzyな雰囲気を残しつつ・・でも、しっかりと親しみやすさ爆発でジャロウ節が炸裂でありまんすので・・。「Breakin' Away [1981]」が気に入ったならば是非お手に取りお試しくださいませ!
なんといってもこのアルバムに収録されている曲の中では、ピアノのチック・コリアの名曲"Spain"でございましょう。バックのミュージシャンに負けない素晴らしい歌唱と、ミスター・ヴォイス・パーカッションと言われたスーパー・テクニックを駆使した・・。本当に上手いです。神業としか言いようがありましぇん。この当時のライブは本当にすごかったでありましょう・・。観たかったですねぇぇ。
JAZZのフィールドではスターダムに位置したジャロウが、当時としてはAOR、Fusionシーンから注目されていたグレイドンをプロデュースに迎えたのも何かの縁??もっと幅広い活動を展開すべく、ソウルやポップの感覚を巧みに取り入れる職人と仕事がしたかったのかしら・・?
曲ごとに登場するキラ星のごとく輝きスタジオの達人たちの職人芸の中を、ジャロウが気持ちよさそうに歌います。このアルバムの成功によって自身を得たジャロウとグレイドン、そしてワーナーが同じプロダクションで続く2作品を制作した訳がここで判りますねぇぇ。まさにコンテンポラリー・ヴォーカル作品の最高峰といっても過言ではない傑作でござりましょう。
ラストの"This Time"は大切なひとときを過ごす方と・・。大人むけの逸品でございます。続きを読む
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2006年06月03日

Robben Ford / Love's a Heartache ホィールズ・オブ・ラヴ [1983]

ロベン・フォード名義のAOR作品!
Robben Ford / Love's a Heartache [1983]
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1. Standing on the Outside
2. Time Flies
3. Save Your Nights for Me
4. Me on the One Side
5. Wheels of Love
6. Tell That Girl
7. Illusions
8. Sunset Memory
9. Love's a Heartache
10. Sun Lake


カズ・マツイ・プロジェクト・・で発売するには知名度が・・だったらロベン・フォードって・・
FUSIONグループ、イエロー・ジャケッツのギターリストとしてロベン・フォードの名前を知った拙者にとっては、ロベンのギターがバリバリとフューチャーされた素晴らしいギター・フュージョンなんだろうなぁぁ。ってな感じで購入したのですが・・これがまた複数の歌い手さんを起用したヴォーカル曲中心のAORアルバムだったからコリマタ大変・・ってなりました。(1983年当時・・)
しかし、その実態はいかがなことになっていたかと申しますとコレ不思議・・。この企画の仕掛け人は、米国在住の尺八奏者で名プロデューサー、さらにスムース系キーボード奏者である松居慶子女史のご主人様、カズ・マツイだったりするのです。(もちろんこのアルバムのプロデューサー)ポリドールがロベン・フォードとの契約があることで、カズ・マツイと画策したことは明白でござりましょう。後に米国では、"The Kazu Matsui Project / Robben Ford" 「Standing on the Outside」として発表されています。
つまり、ロベンは日本だけでソロ・アルバムを発表したのではなく、カズ・マツイの名義で発売することができなかった日本の市場だけで第二弾ソロとして発売されたのが真相・・。まぁ、内容は完全なる歌モノAORなのでこのアルバムを聴けば、それも納得でござります。ロベン・フォードは、トム・スコット率いるLAエクスプレスで一躍名をあげて以来、ラリー・カールトン、リー・リトナーと並ぶギタリストとして70年代後半から日本で親しまれていました。ここ何年かはブルース系のプレイ・スタイルを前面に押し出しているので、この時期のプレイは逆に新鮮に感じられることでありましょう。ロベン本人が歌ってギターを弾くAORアーティストになりたかったか真意は判りませんが、このスタイルはこのアルバムだけであります。中には、ネッド・ドヒニーの曲「LOVE'S A HEARTACHE」が収録されていたり、Phillip Ingramが数曲歌っていたりするので、AORファンにアピールする点はかなりあると思います。
ポリドールさんには今一度CD発売してホスイ今日この頃でありまんす。
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2006年05月19日

Marc Jordan / Mannequin [1978]

原点にして、ジョーダンの代表作!
Marc Jordan / Mannequin [1978]
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1 Survival (3:42)
2 Jungle Choir (3:01)
3 Mystery Man (4:09)
4 Marina del Rey (3:12)
5 Red Desert (4:49)
6 Street Life (4:26)
7 Dancing on the Boardwalk (3:57)
8 Only Fools (3:49)
9 One Step Ahead of the Blues (2:58)
10 Lost Because You Can't Be Found (2:42)



マーク・ジョーダン :ライター、シンガー

マーク・ジョーダンのistアルバムは、スティーリー・ダンのプロデューサーであるゲイリー・カッツのプロデュースでLAから登場しました。
レーベル側の思惑は、ライターとして注目されていたマーク・ジョーダンを抜擢して、豪華なバック・ミュージシャンの起用・・そして、ゲーリー・カッツのプロデュースで第二のスティーリー・ダンを作ろうと画策したのではないでしょあかぁぁ。
まぁ、スティーリー・ダンとマーク・ジョーダンの共通点はかなりあると思いますねぇ。まず、歌がものすごく巧いわけではない点、JAZZや、R&Bの影響が濃厚に曲作りに反映・・そしてなんと言っても、Jay GraydonやSteve Lukatherをはじめとするサポート陣の充実ぶり!これに尽きるかもしれませんねぇ。ライブでも演奏されていたアルバム・スタート曲の"Survival"からラストの"Lost Because You Can't Be Found"までマーク・ジョーダンの原点がこのアルバムで確認することができます。
さすがゲーリー・カッツのプロデュースといえる曲がゾロゾロと聴くことができます。メロディアスな曲調にラリー・カールトンのスムーズなギターが映える"Red Desert"は、このアルバムのポイントとなる曲のひとつ・・。Tom ScottのSAXからジャジーな展開がムフフとなる"One Step Ahead of the Blues"。タイトル通り、ウキウキの気分に浸れる"Marina del Rey"などバラエティに富む曲が目白押し・・オススメですっ!続きを読む
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2006年03月18日

Donald Fagen / Morph the Cat [2006]

24年越の三部作の最終章!!
Donald Fagen / Morph the Cat [2006]
Morph the Cat.jpg

1.Morph the Cat
2.H Gang
3.What I Do
4.Brite Nitegown
5.The Great Pagoda of Funn
6.Security Joan
7.The Night Belongs To Mona
8.Mary Shut the Garden Door
9.Morph the Cat (Reprise)



ドナルド・フェイゲン やっぱりこの鼻声とキーボード!


スティーリー・ダンの活動がここ十年間にわたって活発に行われてきたので、待望のソロ・アルバムと言うことになります。はたしてそのサウンドは??まったくもって、スティーリー・ダン〜〜ドナルド・フェイゲンのサウンドなのでご安心ををを。
リズム隊もここ最近のスティーリー・ダンで活動を共にしている、Keith Carlock:drumsとFreddie Washingto:bassのグルービィン感のあるプレイ。かたーいスネアと包み込むようなベース。これは、この後のフェイゲンの関連する音楽に欠かせないものとなっていくのではないかと思います。そして、ギターのJon HeringtonとWayne Krantzの多彩なプレイは、現在最高のニューヨーク周辺の流れの中にあるものです。そして、フェイゲンが敬愛するJazzやR&Bに対する思いが参加しているホーン・プレーヤーの皆様方・・・。この中から将来のマイケル・ブレッカーやデビッド・サンボーンが出てくるのでしょかぁぁ。なんにせよ、一度フェイゲンのキーボードと独特の鼻にかかったヴォーカルが聴こえた瞬間に、そこはフェイゲン・ワールドが広がっていきます。どこかフワリとした印象や、ヒネクレた感触のリズム・アプローチなどは、スティーリー・ダンから通じるものなのでポイントがはまるとコレマタ・・。ヨロスイ感じであります。
女性バック・コーラスの起用もツボを得た演出・・安心してご堪能いただけます。精力的なライブ活動を行って、日本でも素晴らしいステージを魅せてホスイところです。もっとメディアで取り上げていただき、映像化で残してほしいーっですっ!!
タイトル曲も良いですし、シングル曲の"H Gang"もいい感触ですっ。

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2006年03月15日

Al Jarreau / Tomorrow Today [2000]

益々もって円熟してますっネ!そうジャロウ!
Al Jarreau / Tomorrow Today [2000]
Tomorrow Today.jpg
1.Just to Be Loved
2.Let Me Love You
3.In My Music
4.Through It All
5.Tomorrow Today
6.Flame
7.Something That You Said
8.Last Night
9.God's Gift to the World
10.It's How You Say It
11.Puddit [Put It Where You Want It]


アル・ジャロウ 還暦記念作品
35歳で遅いデビューをしたジャロウおじさんもすでに60歳になり、オジイサンと呼ばれるお年になってしまいました。枯れることのないジャロウの飽くなき音楽への情熱は衰えるどころか益々円熟味を増している様であります。ジャンルをこえて活動を続けるヴォーカリストであるジャロウが、スムース・ジャズ界のPaul Brown をプロデューサーに迎えて放つ6年ぶりのアルバムです。Paul Brownと言えば今やスムース・ジャズ界のドル箱プロデューサーとして米国では有名なお方であり、SAX奏者のBoney Jamesのアルバム等でも大活躍している。いわば、ジャロウ流スムース・ジャズ的解釈の作品といえるかもしれません。ファンにこたえられないラインナップも多数用意されており、1曲目の”Just to Be Loved”ではとBill Champlinとデュエットしているし”God's Gift to the World”ではVanessa Williamsと楽しそうに歌っている。(本当に60歳なんだろうかこの人?)一番のハイライトとなるのは、アルバム・タイトル曲の”Tomorrow Today”でありお馴染みのラテン・フレイヴァーで構成されており、南国風味たっぷりで踊り出してしまいそうで有ります。面白かったのはウェザー・リポートで、ジョー・サビヌルとジャコが素晴らしいプレイを聴かせてくれた曲にジャロウが歌詞をつけた”Something That You Said”です。ジャコのベース・パートを名手Jimmy Johnsonが雰囲気を盛り上げています。レコーディングには、Al SchmittとBill Schneeも参加しているようなので音質の方は間違いのない所であります。スムース系といっても、ジャロウお得意のバラッド曲にいたっては余裕のヨッチャンであります。アルバム全体はシットリとした印象でありますが、1曲ごとのクォリティはとても高いので、後世に残る名盤がまた誕生したことになるのでありましょう。ラストに収録された”Puddit”では、クラッピングと一人でお得意のヴォーカル・パフォーマンスで締めくくっているのが、古くからのファンに対してのサービスでありましょう!!

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2006年02月21日

Marc Jordan / Reckless Valentine [1993]

ジャージー、ソウル、AORの要素を巧みにブレンド!
Marc Jordan / Reckless Valentine [1993]
Reckless Valentine.jpg
1.Back Street Boy
2.Little Lambs
3.Waiting For A Miracle
4.(I) Must Have Left My
5.Heart
6.All Show
7.Coronation Street
8.The Same Mistake
9.Rhythm Of My Heart
10.Tell Me You Love Me
11.I Held On Too Long


マーク・ジョーダン 渋々の甘め?

このアルバムは新興レーベル”sin-drome”からのマーク・ジョーダン3年ぶりのアルバムでございます。RCAからの2作品は想った様な作品に仕上げられなかった!という本人のインタビューもあり、このアルバムは従来のジョーダンの持つソウルフルかつジャージーな味付けの作品です。こういった路線がジョーダンの本質だったのかもしれないと思わせる内容に二重丸です。デビュー・アルバムにもっとも近い印象のアルバム作りがなされていると感じますが?いかが。マーク・ジョーダンは、自身のアルバム作りの傍ら数々の作品を多くのアーティストに提供してきました。そのジョーダンが満を持して発表した起死回生のアルバムであり、とても暖かみのあるすばらしいAOR作品となっています。ハスキーでちょっと粘りのあるジョーダンのヴォーカルをより強調した曲は、パラッド曲にセンスの良い所が浮き彫りにされています。アコースティック風味の落ち着いた曲調のものが多く感じられるのは、大人のヴォーカル・アルバムの証といえるでありましょう。ここ何年かは、日本では取り上げられていないジョーダンですが、こういったステキな作品をもっと発表して日本のAORファンを喜ばせてほしい処ですっ。実に大人向けのしっとりとした極上のテイストが味わえるアルバムでございます!ぜひご賞味くださいませ。
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2006年02月09日

Michael Franks / Abandoned Garden [1995]

故ジョビンに捧げた追悼アルバム!
Michael Franks / Abandoned Garden [1995]
Abandoned Garden.JPEG
1.This Must Be Paradise
2.Like Water, Like Wind
3.A Fool's Errand
4.Hourglass
5.Cinema
6.Eighteen Aprils
7.Somehow Our Love Survives
8.Without Your Love
9.In The Yellow House
10.Bird Of Paradise
11.Abandoned Garden


Jazzyなフランクスがそこにいます。
このアルバムは、マイケル・フランクスが敬愛するアントニオ・カルロス・ジョビンに捧げたアルバムであり、90年代の作品の中では一番ジャズ・ボッサ風味が強く反映されたアルバムとなっている。プロデュースはマット・ピアソン、ラッセル・フェランテ&ジミー・ハスリップのイエロー・ジャケッツ組、マット・ピアソン&ギル・ゴールドスティン組の3組である。イエロー・ジャケッツ組のプロデュース曲でもあるジョー・サンプルとの共作曲”Somehow Our Love Survives”意外はしっとりと落ち着いた曲調であり、ジョビンへの追悼の意が込められた大人の雰囲気が満載のアルバムである。インナーに映し出されたフランクスの後ろ姿もどこか寂しげであり、彼のつぶやき風ヴォーカルも曲によくとけ込んでいる。マット・ピアソンのプロデュース曲は渋い感じが出ており、イリアーヌ・エリスのピアノが曲にマッチして、ブラジリアンテイストをかもし出して納得の仕上がりとなっている。アート・ファーマーが渋い演奏を披露している”In The Yellow House”などピアソンならではであり、このアルバムでしか聴くことの出来ないマッチングもある。毎回の事ながら参加メンバーの豪華さは作品を発表されるたびにため息を出す位なのだが、今回はカーラ・ブレイ、ボブ・ジェームス、ラッセル・フェランテ、ギル・ゴールドスティン、イリアーヌ・エリス、と5人ものピアニストを揃えて来ているし、マーク・ジョンソン、スティーブ・スワロウ、クリスチャン・マクブライト、と言うジャズ・ベーシストも参加させてジャズ・テイストは90年代の作品中一番である。夕暮れ時にコーヒーでもすすりながら聴きたいアルバムでございましょう。本当に落ち着けます・・。
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2005年12月26日

Marc Jordan / Make Believe Ballroom [2004]

マーク・ジョーダンの本質がこのアルバムに・・
Marc Jordan / Make Believe Ballroom [2004]
Make Believe Ballroom.jpg
1.Lulu the Acrobat
2.Let's Waste Some Time
3.When Rita Takes the 'A' Train
4.Lonesome Town
5.Tears of Hercules
6.Shot Down My Heart
7.Everytime We Say Goodbye
8.Timbuktu
9.Best Part of My Life
10.I Must Have Said Your Name Out Loud
11.From a Late Night Train


マーク・ジョーダン :渋い歌い手
70年代から80年代にかけては、ジェイ・グレイドン周辺のプレーヤー、プロデュース作品でAORの重要な位置を占める作品を発表してきたアーティストです。90年代以降は、西海岸のAirplay周辺のミュージシャンから離れて、ソウル、ジャジーな作品をいくつか(少ない!)発表してきました。デビュー・アルバムはスティーリー・ダンのプロデューサーで知られる、ゲーリー・カッツのもとJAZZミュージシャンを起用したスティーリー・ダンに通じる作風だったので、もともとそちらの志向のアーティストだったのでしょう。90年台以降は日本の業界からは、注目されることもなく新作も発売されなくなっていた状況もあります。以前からソング・ライティング能力の高さを評価されてきたジョーダンなので、他のアーティストへの曲提供をいくつかしていたようです。今回ご紹介のアルバムは2004年にカナダのブルー・ノートより発表されたジョーダンの久しぶりのソロ・アルバムです。内容はJazzyな曲調やソウル、R&Bの音楽的な傾向が濃厚な作風となっています。参加しているメンバーは、Airplay周辺の豪華な西海岸ミュージシャンとは違い身近なメンツで構成されているようです。ほとんどの曲がスロー&ミディアム・テンポの曲調で、噛み締めるようにジョーダンが切々と唄っています。もともとハスキーで渋めの声質なので、Airplay風味のロック的な曲よりも彼自身には合っていると感じます。Pops/Rockというよりはジャズ・スタンダードを聴く感触で楽しむことのできる逸品です。心に染みるメロディ、哀愁のハスキー・ボイスが貴女のハートに届きます?
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2005年12月01日

Nick De Caro / Italian Graffiti [1974]

AORの原点、そしてアレンジの重要性を実感させた名盤!
Nick De Caro / Italian Graffiti [1974]
italiangraffiti.jpg
1. UNDER THE JAMAICAN MOON
2. HAPPIER THAN THE MORNING SUN
3. TEA FOR TWO
4. ALL I WANT
5. WAILING WALL
6. ANGIE GIRL
7. GETTING MIGHTY CROWDED
8. WHILE THE CITY SLEEPS
9. CANNED MUSIC
10. TAPESTRY


ニック・デカロ :コンポーザー、アレンジャー

このアルバム「イタリアン・グラフィティ」はAORの元祖と言われているものです。
1974年という発表時期もさることながら、JAZZミュージシャンを起用したTommy Lipumaとの共同プロデュースのもとポップ・ミュージックを素材に使ったのです。70年代はじめエンジニアのAl Schmittを含めた3人は、ジャズやR&Bテイストのアルバム制作を多数こなしていました。そこでかねてからの計画であった、“Carpenters や The Beach Boys のようなポップ・ミュージックに、ジャズやソウルのような大人っぽいサウンドエッセンスを加える”というコンセプトに基づいてアルバムを制作しました。それが'74年のアルバム 『Italian Graffiti』だったのです。当時は、jazzはポップスとは一線を画す音楽でしたが、このアルバムではポップスの曲を洗練されたアレンジを施して、デカロの甘い感触のヴォーカルで味付けをしたのです。それはまさにAORの原点といえるサウンド・コンセプトだったのです。
そして3人は、マイケル・フランクスのアルバムでその真価を発揮することは、あまりにも有名な話であり、初期のフランクスのアルバムと『Italian Graffiti』は感じが似ているのですっ。
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2005年11月29日

仙台サンプラザホール11/28 BOZ SCAGGS JAPAN TOUR 2005

行って来ました。ボズ・スキャッグスのlive。
この時期にしては少し暖かめの気温で、足取りも軽やかに仙台駅東口から約1キロの会場に向かいました。収容人員に対しては、7割程度の入り。まあ、仙台でのライブの前はブルーノートあたりで行われたので、そちらに比べると何倍かの人数でしょう。(おそらく当初は仙台や札幌の公演{12/1}は予定されていなかったと思われます。)全く飾り気のないシンプルなステージ上には、これまたシンプルな楽器が並んでます。(やはりクラブ等でのステージを想定した楽器構成?)広いステージの中央部分だけを使用しています。定刻(7時)から数分過ぎてメンバーがゆっくりと登場・・一番最後にボズがゆったりと現れると会場は拍手の嵐に包まれます。ここ何年か大物AORアーティストの来仙はなかったので、仙台のAORファンが全員集まった感じがします。メンバーは全員ラフなスタイルで、リラックスしているように感じられました。スタート曲は、2004年に発表されたライブ盤「Greatest Hits Live」と同じ"Lowdown"から始まりました。音は幾分と抑えぎみなので耳がいたいと言うことはありませんでした。(よく、会場に見合わない大音響の設定をすることがありますが・・)演奏された曲目の大半は前述の「Greatest Hits Live」と近いので予習してきた会場のファンもみんなで手拍子しながら楽しんでいました。演奏メンバーの中で、ベース奏者が音楽監督も兼任していてほとんどの曲のスタートを支持していました。そして、今回のライブで一番目立っていたのがボズ本人ではなく、コーラスのダイナマイトボディの女性です。このお方、主役のボズを差し置いて、ソロ・ヴォーカルを取ってしまいます。それも、クルセイダースの名曲"Strret Life"を歌いきってしまいます。ランディ・クロフォードにも負けない迫力のパフォーマンスは、ピンの芸人として活動していけるくらいの力強さです。ボズ本人は、ギターとヴォーカル担当なのですが、ヴォーカルに専念せずにギターのソロを取るシーンでは・・チトつまづく処も若干ありましたが・・それはご愛嬌。アンコールで歌った"We're All Alone"はマイクの前に直立したまま懸命に歌う姿が心打たれました。やはり、AORスターだなぁぁと痛感する瞬間でもあります。ライブそのものとは全く関係ありませんが、ローカルな情報として楽天のマーティ・キーナー●さんが、拙者の二つ離れた席に座って、ニューオーリンズがどうの・・と英語でお話なさっていました。そして、会場に訪れたファンのほとんどが拙者より上の年齢が多く、平均年齢は50歳くらいではないでしょうか?中にはお着物のご婦人もいらっしゃいました。やはり、60歳の還暦を迎えたボズのライブなので、日本人として正装で参加なさったのかしら?ロックのコンサートというよりはJazzのコンサートのような落ち着いた感じのステージに会場のファンは全員が楽しむ事がでけました!

ボズ・スキャッグス(lead vo)
コニーシャ・オーウェンズ(back vo)
リチャード・パターソン(b)
ティム・バークレー(ds)
エリック・クリスタル(sax,key)
ポール・ネイゲル(key)
Greatest Hits Live1.jpg続きを読む
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2005年10月30日

Steely Dan / The Royal Scam 幻想の摩天楼 [1976]

Steely Dan / The Royal Scam 幻想の摩天楼 [1976]
Royal Scam.jpg
1.Kid Charlemagne
2.The Caves Of Altamira
3.Don't Take Me Alive
4.Sign In Stranger
5.The Fez
6.Green Earrings
7.Haitian Divorce
8.Everything You Did
9.The Royal Scam



スティーリー・ダン :スタジオ完璧作業主義の代表

このアルバムは「aja」の前に発表されたアルバムで、二人だけになったスティーリー・ダンの新体制をより発展させた最初のアルバムです。プロデューサーのゲーリー・カッツとの仕事もこのアルバムから強固となり、次の「aja」では頂点に上り詰めることになります。このアルバムはいわば前哨戦といえるもので、このアルバムでの成功、評価があったために次につながっていくのでありましょう。二人のこだわりはベース奏者の選別にあると言われますが、このアルバムでも名手といわれる"Chuck Rainey"を指名しています。二人が熱望して止まない、グルーヴィン・ベースは"Chuck Rainey"しか出来ないと感じていたのでしょう。そして、スティーリー・ダンの音楽的ブレインと言われているラリー・カールトンもイブシ銀のプレイで楽しませてくれています。その他にはBernard "Pretty" Purdie(Drums),Hugh McCracken,Dean Parks(Guitar),Don Grolnick(Keyboards),というスタジオの腕利きが多数参加しています。拙者のお気に入りの曲は、スタート曲の"Kid Charlemagne"です。いかにもスティーリー・ダンといった感触のファンキー路線の曲で、オルガンが印象的なフレーズを聴かせてくれますし、この曲でのカールトンのプレイは最高のものです。続きを読む
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2005年10月26日

Michael Franks / Objects of Desire [1982]

フランクス作品の中では明るい雰囲気のアルバム
Michael Franks / Objects of Desire [1982]
Objects of Desire.jpg
1.Jealousy
2.Ladies' Nite
3.No Deposit Love
4.Laughing Gas
5.Wonderland
6.Tahitian Moon
7.Flirtation
8.Love Duet
9.No One But You



マイケル・フランクス :AORアーティスト
このアルバムは、マイケル・フランクスの作品の中で重要な位置を占めている訳でも、名盤と呼ばれるものでもないです。どちらかと言えば、路線をチェンジしようかと迷いが感じられる内容では・・あります。個人的に好きなアルバムなので紹介する、ということでごさいます。まずはジャケットですが、こりまたゴーギャンの南国風味を感じさせるジャケです。フランクスさん自身も芸術家志向の強いお方なので、この絵に共感をおぼえられたのでありましょう。そして、収録されている楽曲も華やかな感触の明るい曲調がポイントとなっています。まずはスタート曲の"Jealousy"はbassのNeil Jasonが印象的なフレーズを聞かせてくれますし、女性コーラスの使い方も絶妙です。拙者の一番のお気に入り曲はデュエット曲"Love Duet"です。まさにラブリーなデュエットの曲のキモとなるのはSAXのDavid Sanbornのアルトでしょう。出だしのフレーズと、中間部の短いソロ・パートでも、シッカリとサンボーン節が発揮されています。こういった人選は、フランクスの得意とするところであり、サンボーンは名作「Sleeping Gypsy」のアントニオズ・ソングでも素晴らしい泣きを披露していますね。その他にも、参加しているメンバーにはGuitarのLarry Carltonや、SaxのMichael Breckerなどがいて、フランクスの人脈の広さを巧く利用しています。jazzのmemberを多数参加させていますが、popな感覚も随所に見られる作品です。続きを読む
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2005年09月20日

Pages  / same (1978)

1枚目にして傑作です・・。
Pages  / 1st [1978]
pages.jpg
1 Clearly Kim
2 This Is for the Girls
3 Let It Go
4 Listen for the Love
5 Love Dance
6 If I Saw You Again
7 Interlude
8 It's Alright
9 Room at the Top
10 I Get It from You
邦題
1.クリアリー・キム
2.歌を捧げて
3.思いのままに
4.リッスン・フォー・ザ・ラヴ
5.ラヴ・ダンス
6.イフ・アイ・ソウ・ユー・アゲイン
7.インタールード
8.うまくいくさ
9.ルーム・アット・ザ・トップ
10.アイ・ゲット・イット・フロム・ユー


ペイジス :当初はJAZZYな一面あり
78年当時は邦盤は発売されず輸入盤もごく少数しか入荷しなかったアルバムです。CDでの復刻ブームの80年代後半以降も、日本では20世紀中にはCD化されませんでした。欧州では94年に1度CD化されましたが、日本に入荷したのはほんの僅かだったようであり、一般的なAORファンには本当に幻のアルバムだったのです。しかし、復刻の大手ともいえるソニーさんが、めでたくCD化されましたことを喜びたいと思います。ほんの少ししか入荷しなかったオリジナルのLP盤を中古市場やネット上、メール、FAX等で検索しやっと手にしたものはあまり状態のよくないものだったりして、トホホホ・・。でも、本当にファンはそれでも手にした時は嬉しく思うのであります。はたしてその内容は?カラフルな作風のセカンド作Future StreetやJay Graydonのプロデュースの3作目に比べて落ち着いた感触のものとなっています。エアプレイ風味を期待するとガッカリとなりますが、サウンド・スタイルこそ違いますが、彼等は西海岸のスティーリー・ダンを目指していたのかも知れません。(サウンド・プロダクションは負けますが、歌に関してはペイジズの方が上!)参加しているメンバーも当時としては豪華なものとなっております。(歌物の新人グループとしては・・)まず、目を引くのがランディとマイケルのプレッカー兄弟が参加しているし、パーカッションでスティーブ・フォアマンとビクター・フェルドマンのクレジットもある。そして、アルバムのカラーを決めるアレンジ等でデイブ・グルーシンが渋い演出に貢献しています。ただのウエスト・コースト・ロックではない何かを感じさせます。そして、二人の他に、コーラス隊としてE.W.&Fのフイリップ・ベイリーが参加していることも見逃せません。プロデュースはペイジズのすべてのアルバムに携わっているBobby Colomby、そしてすべてのアルバムに参加している二人以外の唯一の人物John Langの歌詞はペイジスには不可欠のものであります。商業的には成功しなかったアルバムの中にもこんな素晴らしい作品があったことを、素晴らしい楽曲を聴きながら実感してください。ソニーさん本当にありがとう!
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2005年09月16日

Steely Dan / Aja (彩) [1977]

70年代Jazz/Fusion風味AORアルバムの代表作。
Steely Dan / Aja (彩) [1977]
aja.jpg
1.Black Cow
2.Aja
3.Deacon Blues
4.Peg
5.Home At Last
6.I Got The News
7.Josie

邦題
1.ブラック・カウ
2.彩(エイジャ)
3.ディーコン・ブルース
4.ペグ
5.安らぎの家
6.アイ・ガット・ザ・ニュース
7.ジョージー



スティーリー・ダン :仲良し二人組が中心

スティーリー・ダンは、ドナルド・フェイゲンとウォルター・ベッカーがオリジナル・メンバーで、多くの有名ミュージシャンがサポートして作品を作り上げてきました。
いわゆるスタジオ押さえ戦法が最も発揮された作品といえます。(同戦法のガウチョはお金をかけたが、こちらのAjaが最高傑作といわれている・・)
アルバム・ジャケットは、彼らの作品中でも一番ミステリアスで品格を感じさせます。日本人モデルの山口小夜子シャマです。(どーも他のアルバムは、ジャケットで損している様に思えます。)

このアルバムで必ず話題になるのが、”Peg”におけるGuitarソロのPartです。このソロは、5人以上のギタリストに弾かせて、一番最後にPlayしたJay Graydonに決定したという逸話が残っています。(その後のJay Graydonの活躍はご承知の通り・・)そしてリズム・アレンジがラリー・カールトンの某曲にクリソツなのも、長い間スティーリー・ダンの音楽的ブレインをカールトンが務めていたからに他ありません。
(あのジャ・ジャ・ジャーンという所ネ!)
さらにこの曲のポイントは、多重録音コーラスで{歌う白熊こと、マイケル・マクドナルド}が参加しています。(元Memberでしたからね!)〜心地よい声が耳に残ります。
この2点が聴き処ですね”Peg”は・・。
そして、アルバム・タイトル"aja"における二人のSuperミュージシャンのPlayが光ります。
Steve Gaddの正確でするどいドラミングは、曲の後半部において爆発いたします。
Wayne Shorterの中間部における決めのテナー(Sax)のソロ・パートは、曲そのものを引き締めてくれます。
他には、スティーリー・ダンの二人が熱望したDrumsの名手バーナード・パーディ、Bassの名手チャック・レイニーの起用があります。
そのグルービィーなフレーズでスティーリー・ダンMusicを躍動感溢れるものにしています。
エンジニアのロジャー・ニコルズとプロデューサーのゲイリー・カッツという腕利きスタジオマンの力も借りて成し得た、70年代大人向けロックの最高峰といえる内容!
徹底した管理のもと作り上げられた完璧主義者の音絵巻!一家に一枚以上のお宝モノ!


Rick Marotta Drums
Shirley Matthews Vocals, Vocals (Background)
Lew McCreary Horn
Roger Nichols Engineer
Michael Omartian Piano, Keyboards
Dean Parks Guitar
Bernard "Pretty" Purdie Drums
Ed Rack Assistant Engineer
Lee Ritenour Guitar
Elliot Scheiner Engineer
Al Schmitt Engineer
Timothy B. Schmit Bass, Vocals
Bill Schnee Engineer
Linda Tyler Assistant Engineer
Denny Dias Guitar
Slyde Hyde Brass
Barbara Miller Production Coordination
Geoff Westen Design
Vartan Reissue Art Director
Ken Klinger Assistant Engineer
Lou McCreary Brass
Dinky Dawson Sound Consultant
Ron Pangaliman Assistant Engineer
Daniel Levitin Consultant
Beth Stempel Reissue Coordination
Clydie King Vocals, Vocals (Background)
Jim Keltner Percussion, Drums
Walter Becker Bass, Photography, Liner Notes, Vocals, Guitar (Electric), Guitar
Joe Bellamy Assistant Engineer
Lenise Bent Assistant Engineer
Gary Coleman Percussion
Denny Diaz Guitar
Venetta Fields Vocals, Vocals (Background)
Chuck Findley Horn, Brass
Steve Gadd Drums
Jay Graydon Guitar, Guitar (Electric)
Ed Greene Drums
Paul Griffin Keyboards, Piano (Electric), Vocals, Vocals (Background)
Bernie Grundman Mastering
Jim Horn Flute, Saxophone
Richard Hyde Trombone
Gary Katz Producer
Jackie Kelso Flute, Saxophone, Horn
Rebecca Louis Vocals, Vocals (Background)
Donald Fagen Synthesizer, Vocals, Whistle (Instrument), Liner Notes, Vocals (Background), Keyboards
Michael McDonald Vocals, Vocals (Background)
Steely Dan Main Performer
Larry Carlton Guitar, Guitar (Electric)
Pete Christlieb Flute, Sax (Tenor), Saxophone
Victor Feldman Percussion, Piano, Vibraphone, Piano (Electric), Keyboards
Don Grolnick Keyboards, Clavinet
Plas Johnson Flute, Saxophone
Steve Khan Guitar
Bill Perkins Flute, Horn, Saxophone
Joe Sample Keyboards, Clavinet, Piano (Electric)
Tom Scott Flute, Horn Arrangements, Lyricon, Sax (Tenor), Saxophone, Conductor
Wayne Shorter Flute, Sax (Tenor), Saxophone
Paul Humphrey Drums
Chuck Rainey Bass

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2005年09月09日

Michael Franks / Barefoot on the Beach [1999] 

浜辺を熊が散歩する海岸でリラークス!?
Michael Franks / Barefoot on the Beach [1999] 
Barefoot on the Beach.jpg
1.Barefoot on The Beach
2.Heart Like An Open Book
3.Now Love Has No End
4.Fountain Of Youth
5.When You Smiled At Me
6.Double Talk
7.Every Time She Whispers
8.Why Spring Ain't Here
9.Walk In The Rain
10.Mr. Smooth
11.Like Moon Behind A Cloud


マイケル・フランクス :ナチュラル派ポップスの第一人者

ナチュラル嗜好の自然大好き人間のフランクスさん!前作「Abandoned Garden」は、アントニオ・カルロス・ジョビンへの追悼アルバムだったのでちょっと陰りぎみだったのが、このアルバムでは、すっきりとした作風になっています。レーベルもウィンダムヒルに変わって心機一転といった所でしょうか?
今回もNYを中心としたジャズ/フュージョンのオールスターが参加した豪華な作りとなっています。おなじみのメンバーが多い中、ヴィブラホーンでデイブ・サミュエルズがいい味を出しているし、ボブ・ミンツァーが常連組の中ではキラリと光るプレイでフランクスの歌を盛り上げています。
今回のプロデュースは、2組でチャック・ローブとジミー・ハスリップが担当していのます。メンバーは2組に分かれる所もありますが、スティーブ・ガッドはどちらにも参加しているし、ジミー・ハスリップはローブのプロデュース曲にベースで参加しています。
ヴァレリー・シンプソンをフューチャーした” Now Love Has No End”は、アンディ・スニッツァーのホーン・アレンジが二人の歌を見事にバックアップしているし、デュエット相手のシンプソンの声は非常にマイク乗りがいいのでフランクスさんもタジタジと言ったところであります。1曲めのアルバムタイトル曲は、ウィル・リーの気持ちの良いベースからスタートして、チャールズ・ブレンジグのキーボードがさりげなく流れ、クリス・ハンターのSAXがこれまた泣かせるのであります・・。
全体的にゆったりめの曲が多いのも、リラックスして聴く事ができるし、フランクスさん自身も楽しんでいるのが良く解ります。1999年に発表されたフュージョン風味のAORヴォーカルものの中ではダントツの出来と太鼓判を押してしまいましょう!

Will Lee- Bass,Vo、Charles Blenzig - Keyboards 、 Chris Hunter- sax 、Jay Azzolina - Guitar、David Charles - Percussion 、Carmen Cuesta-Vo、Jimmy Haslip-Bass、 Shawn Pelton- Drums 、Chris Palmaro- Keyboards 、 Jeff Mironov- Guitar、Bashiri Johnson - Percussion 、Bob Mintzer- sax 、Valerie Simpson-Vo、Brian Dunne- Drums 、 Mike Ricchiuti- Keyboards 、 Andy Snitzer- sax 、Jim Hynes-Flugelhorn、 Birch Johnson-Trombone、 David Mann-Flugelhorn、 Chuck Loeb - Guitar、Steve Gadd- Drums 、Steve Khan - Guitar、Dave Samuels-Vib、 Larry Lunetta-Trumpet、Michael Brecker- sax 、Lani Groves-Vo、 Bob James-Piano、John Patitucci-Bass、 Randy Brecker-Trumpet、 Jim Beard-Strings、Tawasha Agee-Vo
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2005年09月07日

SERGIO MENDES / 「セルジオ・メンデス」(愛をもう一度)「1983]

ネバーゴナレッチュゴーでAORファンに強力にアピールしたセル・メン!
SERGIO MENDES / 「セルジオ・メンデス」(愛をもう一度) [1983]
Sergio Mendes.jpg
1 Voo doo (Vitor Martins - Douglas Brayfiel - Ronaldo Monteiro - Ivan Lins)
2 Never gonna let you go (Barry Mann - Cynthia Weil)
3 My summer love (Alain Chamfort - Serge Gainsbourg - Adrienne Anderson)
4 Festa do interior (Mary Ekler - Abel Silva - Moraes Moreira)
5 Rainbow's end (David Batteau - Don Freeman)
6 Love is waiting (Jenny Batteau - David Batteau - Don Freeman)
7 Dream hunter (Dan Sembello - Michael Sembello)
8 Life in the movies (Dennis Matkowsky - Michael Sembello)
9 Si senor (Juan Carlos Calderon)


セルジオ・メンデス :キーボード奏者、プロデューサー

セルジオ・メンデスはジャズ・ピアニストとしてデビューして、カルロス・ジョビンやジョアン・ジルベルトらと共にニューヨークのカーネギー・ホール・コンサートに出演。
その後は、グループとして“ブラジル'66”名義の初作品が「マシュ・ケ・ナダ」を筆頭に大ヒットし、アルバムは全米チャートに126週間チャート・イン。南米特有の乾いた感触の、ボサノバやサンバ等のラテン・タッチの曲で米国の音楽シーンに新しい風を吹き込むようになります。そして、77年以降は“ブラジル77“として活動して、ラテン・フレーバー・ミュージックの代表選手として長い間第一線で活躍していきます。
そういった中でもAORファンから一番支持されているのが、個人名義で発表された本作「SERGIO MENDES」です。グループ名義ブラジル路線の活動に区切りをつけての再出発としてセル・メンが選んだのが、80年代初頭に音楽シーンの中心にいたAORミャージックだったのです。
このアルバムの目玉は何といっても、邦盤アルバム・タイトルにもなっている”愛をもう一度”です。ビルボードのヒット・チャート4位という輝かしい記録は、この楽曲の素晴らしさを物語っていっていますし、豪華なライティング陣と素晴らしいヴォーカリストの起用が華を咲かせています。セル・メン事態はキーボードとプロデュースに専念し、アメリカン・ポップスの良質な部分をラテン・タッチを散りばめながら、時代の流れに旨く乗せています。
このステキなアルバムに参加した豪華なメンツは、DanとMichaelのSembello兄弟、そして、”愛をもう一度”で歌うジョー・ピズーロとリザ・ミラー。
Chuck Rainey−Bass、Harvey Mason−Drums,のリズムセクションも見逃せません。
Dave GrusinもOrchestrationで参加しています。全9曲中インスト曲が2曲というのも、
ターゲットを歌ものファンに狙いを定めていた事がわかります。
現在は“ブラジル2005“として活動しています。(日本でliveも行われています。)

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2005年08月29日

Manhattan Transfer / Extensions [1979]

1975年の公式デビュー以来、通算8回のグラミー受賞を誇るスーパー・コーラス・グループ。
Manhattan Transfer / Extensions [1979]
Extensions.jpg
1.Birdland
2.Wacky Dust
3.Nothin' You Can Do About It
4.Coo Coo U
5.Body And Soul
6.Twilight Zone/Twilight Tone
7.Trickle Trickle
8.Shaker Song
9.Foreign Affair


マンハッタン・トランスファー :コンテンポラリー・コーラス・グループ
AORマスターであるジェイ・グレイドンがAIRPLAY以前に手がけたアルバムの中でもグラミー賞受賞など輝かしい内容の作品。
このアルバムは、マン・トラの第5作であり。ジャズ・コーラス・グループからコンテンポラリー系のPOPヴォーカル・グループへとステップ・アップしたアルバムだったのです。その素晴らしい仕事を支えたのが、プロデュース&ギターのジェイ・グレイドンとTOTO〜AIRPLAYファミリーと呼ばれるミュージシャン達だったのです。ネ!Jeff Porcaro&David Hungateのリズム隊もGooです。
まず1曲目の"Birdland"でハッとした方は多いと思われます。
当時No1ジャズ・コンボと言われたウェザー・リポートの代表曲に、歌詞を付けて見事にヴォーカル曲としてアレンジしています。
これも、マン・トラのメンバーの素晴らしいコーラス・ワークとサポート・ミュージジャンの働きの効果であります。ジャニス・シーゲルの力強いリードに他の3人が絡む瞬間はなんともいえません。これも・・ハウザーを中心とした各メンバーの力量がはっきりと判ります。
その他にも聴き所が多いアルバムですが、AIRPLAYのアルバムで再演されている"Nothin' You Can Do About It"こちらもいいですねぇぇ。ジェイ・ベッケンスタイン率いるFusionグループ「スパイロ・ジャイロ」の名曲"Shaker Song"をRichie Coleの爽やかなSAXで演奏しています。
そして、なんといってもグレイドンのギター・ソロがすてきな"Twilight Zone/Twilight Tone"。この曲は米国の有名なSFドラマのテーマ曲に、マン・トラが歌詞を付けて効果的に表現しています。イントロ部分の導入部と〜Twilight Toneへの展開とがゾクゾクしてきます。
もう、ハッキリ言います!ジャズ・コーラス・グループのアルバムではありましぇん!
AORグループの名盤でございましょう!

"Birdland"で、グラミー賞のBest Jazz Fusion Performance Groupを受賞!
ってことで・・どうでしょう主審さん!
この記事は--たじまん主審のひとりごと--http://blog.goo.ne.jp/jgraydon
さんとの同時レビュー企画です!


http://www.tmtfanclub.com/


Tim Hauser Arranger, Vocals, Vocal Arrangement
Alan Paul Arranger, Vocals
Cheryl Bentyne Vocals,
Janis Siegel Vocals, Vocal Arrangement

Phil Mattson Arranger
Michael Omartian Piano, Arranger, Rhythm Arrangements, Keyboards
Jeff Porcaro Bongos, Anvil, Vocal Arrangement, Drums, Sound Effects
Dean Parks Guitar, Guitar (Electric)
Gene Puerling Arranger
Don Roberts Piccolo, Sax (Tenor)
Bill Thomas Engineer
Ian Underwood Synthesizer
Jai Winding Piano
Matthew Rolston Photography
Taki Ono Artwork, Art Direction, Design
Jean Paul Gaultier Costume Design
David Foster Synthesizer, Arranger, Synthesizer Strings, Piano
Steve Kipner
Alejandro "Alex" Acuna Percussion, Drums
Michael Boddicker Synthesizer, Vocoder, Vocals, Synthesizer Programming
Joseph Bogan Engineer
Paulinho Da Costa Percussion, Conga
Chuck Domanico Bass
Clare Fischer Conductor
Jay Graydon Synthesizer, Guitar, Songwriter, Arranger, Producer, Gut String Guitar, Vocal Arrangement, Synthesizer Programming, Mixing, Engineer, Vocals
Bernie Grundman Mastering
Ralph Humphrey Drums
David Hungate Bass
Abraham Laboriel Bass
Steve Lukather Guitar
Richie Cole Saxophone, Sax (Alto)
Manhattan Transfer Arranger, Main Performer
Greg Mathieson Synthesizer, Piano, Fender Rhodes, Rhythm Arrangements, Keyboards, Arranger
Bill Mays Piano
Jimmy Wyble Guitar, Guitar (Rhythm)

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2005年08月03日

ROBERT KRAFT / RETRO ACTIVE [1983]

映画ファンにはブルース・ウィリスのソロ・アルバムのプロデューサーとしても有名(かなぁ?)
ROBERT KRAFT / RETRO ACTIVE ラバーズ・メロディー[1983]
retro active1.jpg
Single Solo
Just Another Notch On The Bedspot
Out With My Ex
You're Blue Too
I Wonder What You're Like
Heartless
What Price Glory ?
Teach Me How To Kiss You
Can We Be In Love Again?
On The West Side
Let's Hold Each Other Once More


ロバート・クラフト :ハーバード大卒のインテリアーティスト

スーパー・ギターリストのラリー・カールトンのプロデュース作品として発表された、曲作りも手がけるソロ・アーティストのアルバムです。
このアルバムもオリジナルのアルバム・ジャケットとは別のモノの差し替えられていて、主役はジャケットには映し出されていません。(もちろんオリジナルはお顔が写ってます。)米国で新人がデビューする際に重要なことは、まずアーティストの顔と曲をリスナーに覚えてもらうこと。(簡単にTVに出演できませんからぁぁ。)しかし、日本におけるアルバム・ジャケットの役割は、収録されている曲やアルバム全体の感じを印象つけるものとして使われています。(個人的にはステキなイラストの邦盤が好みではありますが・・)
さて、今作の内容でございますが・・カールトンのプロデュースといってもそりほどJAZZやFusionテイストが強い感じがしない・・と言うか、実にTV向けというか、ラジオ向けの様に感じられます。歌ものを大事に作っている、インスト部分がクラフトさんの歌を殺していないのですねぇ。(さすが自らも歌モノのアルバムを発表したことのあるカールトンさん!)
より幅広い音楽性を取り入れてカールトンがプロデュースを担当しているので、ブルージー、アコースティカルな面を強調してくるかと思いきや、以外とコンテンポラリー系のサウンドでカールトンも新境地へ踏み出すか・・といった感じですネ!
これもクラフトのソング・ライティング能力の高さからくるものかと思われます。
JAZZYな感覚のTVショウを見ている感触といえば判りやすいでしょうかぁぁ。

Producer: Larry Carlton
Musicians:
Drums: Jeff Porcaro, Rick Marotta, Ed Greene, Alex Acuna
Guitars: Larry Carlton
Bass: Abraham Laboriel, Larry Carlton
Keyboards: Terry Trotter, Brian Mann, Michael Omartian
Clavinet: Don Freeman
Flugelhorn: Jerry Hey
Percussion: Paulinho Da Costa, Larry Carlton, Valley Arts Handclappers Association
Violin: Ross Levinson
Vocals: Janis Siegel

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2005年07月02日

Erik Tagg / RENDEZ-VOUS [1977]

Erik Tagg / RENDEZ-VOUS [1977]
Rendez-vous.jpgGot To Be Lovin' You
Rendez-vous
Lover With Stature
Fancy Meeting You
Marja's Tune
Babies
Mutual Feeling
Soul Touch
Life Goes On (without me)

Living Off The Love (Bonus Track )
The Love I Gave (Bonus Track )
Who Are You? (Bonus Track )
Will They Be Listening (Bonus Track )



エリック・タッグ :歌い手さん
リー・リトナーのFusion系AORの名盤「RIT」でその名を知られるようになった歌い手さんですね!
日本だけの企画盤のリー・リトナープロデュース作のソロ・アルバム「ドリーム・ウォーキン」がありますが、それ以前にタッグさんがソロ・アルバムを発表していたのは後になって判ってきたことだったのです。(邦盤がリリースされなかったからか?)オランダのマイナー・レーベルからの発信だったからでありましょうかぁぁ。1stアルバムの「smilin'memories」はjazz/fusion系のミュージシャンのサポートを受けて良質な作品を制作していたのでした。
リトナー、フォスター、デーブ・グルーシンらの西海岸を代表するミュージシャンがタッグをサポートするには理由があったのでありましょう。こういった経緯からRITでのフューチャーへとつながってくるのでありましょう。今回ご紹介のアルバムは、タッグのアルバムからするとセカンドとなる作品です。
70年代半ばにおいて、すでにこの時点でタッグの非凡なる才能が垣間見れる内容となっています。インスト部分を巧みに利用したAOR系Fusion(ソウル味)のお手本とも言える作風は後に多くのアーティストに影響を与えたと推測されます。スティーヴィー・ワンダーの影響があり、他のアルバムと比較するとトータル的に一番バランスがとれているように感じられます。jazz/fusion系のアーティストを起用した作品や、グループは他にもありますが、タッグのソング・ライティング能力はスバ抜けていて、そのままPOPフィールドに持ち込みしても通用します。そりは「RIT」で証明済み!

オランダの名手たちの素晴らしい演奏のもと、タッグの親しみやすいメロディセンスが見事に合体した傑作です。ぜひ、ご賞味ください。オリジナルのアナログ盤は1万円以上の高値がつていてるレア・アイテムとなっておりやす。1998年にVIVIDから邦盤が4曲のボーナス付きでCD化されました。絶対オススメ!

Producer: Hans Verneulen
Musicians
Drums: George Lawrence III
Bass: Larry Tagg
Piano: Bert Liggon
Guitar: Adam Palma Jr., Han Vermeulen
Percussion; Ron Snyder, Wim van de Beck
Background Vocals; Dianne Marchal, Kristine Holcombe, Noary Hayns, Larry Tagg, Anita Meyer, Martha Pendleton, Jan Verneulen, Hans Vermeulen
Sax and Flute: Art Osbone
Trumpet and Flugelhorn: Scott Walker
Tenor and Flute: Jeff Richey
Trombone abd Boyne: Wayne Harrison
Strings: Dallas Symphony Orchestra, The Hague Residence Orchestra

SMILIN' MEMORIES.jpgこちらが1stアルバムの
SMILIN' MEMORIES」です。

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2005年06月26日

Sade / Diamond Life [1984]

猫も杓子もJazzBarやCafeBarに出入りしていた時代の代表的な作品のひとつ。
Sade / Diamond Life [1984]
Diamond Life.jpg
1.Smooth Operator
2.Your Love Is King
3.Hang on to Your Love
4.Frankie's First Affair
5.When Am I Going to Make a Living
6.Cherry Pie
7.Sally
8.I Will Be Your Friend
9.Why Can't We Live Together


シャーデー :ソウルフルjazzyヴォイス

ちょっとオシャレな感覚のソウル・テイストのJAZZ、もしくはJazzのエッセンスをちりばめたR&B女性ヴォーカルものとして、あらゆるロケーションで重宝された時代の流れを実に良く反映しているアルバムでもあります。
そりまでの日本における洋楽の常識から言うと、POPな中にもオシャレなJazzyテイストが売りのものは有りましたが、彼女の様に無国籍or多国籍テイストをかんじさせるインターナショナルな感覚は稀でありました。
どうして日本でこれまでに受け入れられたかと言うと、日本はバブルのド真ん中にあって経済そのものが可笑しな時期だったからに他ありません。
大ヒットした、スムース・オペレーターがどうもスムースな感じがしなくても多くの音楽ファンに受け入れられたのが日本での足がかり・・・。
その後に発表したアルバムも立て続けにヒットしたのはご承知の通り??
はっきり言って、こんなダルい感覚の内容の曲がセッカチな日本人に受けた要因も時代背景が関係してくるのでは・・・ト。
よーく聴いてみると、JAZZよりはソウル的感触が上のようにも感じられます。
まぁ、なんにせよ実に大人向けの作品ではありますなぁぁ。

ジャズやR&Bをこよなく愛する、ナイジェリア生まれイギリス育ちのヘレン・フォラセイド・アデゥが、シャーデーとしてこのデビュー作を発表する。グラミー賞最優秀新人賞を受賞。


Stuart Matthewman Guitar, Saxophone
Robin Millar Producer
Mike Pela Production Engineer
Ben Rogan Engineer
Paul Cooke Drums
Gordon Matthewman Trumpet
Tom Coyne Remastering
Chris Roberts Photography
Graham Smith Artwork, Design, Sleeve Design
Sade Adu Vocals
Terry Bailey Trumpet
Paul S. Denman Bass
Martin Ditcham Percussion
Dave Early Percussion, Drums
Andrew Hale Keyboards
Sade Main Performer


http://www.sade.com/sade/

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2005年06月23日

Hiram Bullock / Carrasco [1997]

東海岸のミュージック・シーンで「ファースト・コール」のギタリストの地位を譲らないハイラム・ブーロック。
Hiram Bullock / Carrasco [1997]
Carrasco.jpg
1.What You Won't Do for Love
2.Carrasco
3.We're Gonna Get It Right
4.Can't Hide Love
5.Montevideo
6.And the Melody Lingers On (A Night in Tunisia)
7.Bean Burrito
8.Don't You Worry 'Bout a Thing
9.Amazonas
10.Back Door Man



ハイラム・ブーロック :ファンキー・ギターリスト

大阪生まれの米国人ギターリスト。
スーパー・ギターリストのパット・メセニーに教授を受けてギターリストの道をスタートさせたというブーロックは、ベース奏者のウィル・リーらと24丁目バンドで活躍しました。特に日本で人気のあった24丁目バンドはliveでの人気があり、この二人のファンキーなノリのステージが評判でありました。その後は、SAX奏者のデビッド・サンボーンのグループでマーカス・ミラーとともにサンボーンのサポーターとして人気がありました。
いままで共演してきたアーティストは多岐に渡り、スティング、ビリー・ジョエル、チャカ・カーン、カーラ・ブレイ、ボブ・ジェイムス、そして偉大なるギル・エヴァンス、ジャコ・パストリアス・・・・。
そういった活動と並行してソロ活動も行なってきていますが、インスト中心のファンキー・フュージョンとなっています。それまでのアルバムでも歌入りの作品はありましたが、今回ご紹介の「carcaso」はほとんどの曲でヴォーカル入りの作品になっています。
ブラジリアン・ミュージシャンをバックに従えた、カリプソ風味なラテン・ファンキーAORフュージョンとなっています。1曲目にいきなりAORファンにアピールするかのように、ボビー・コールドウェルの名曲"What You Won't Do for Love"でスタートします。この曲のアレンジがブーロック風と言うか、ちょっとテンポアップした感じで得意のギターを要所で入れ込み独自のバランス感覚で表現しています。
この曲を聴いた瞬間「あっ、コレもありかなぁぁ・・」と思いました。その他にも、ヴォーカルに比重を置くPOPな仕上がりの曲が多くブーロックを知らないロック・ファンでもOK!


Maucha Adnet Vocals
Jamie Putnam Art Direction, Design
Steve Maruta Photography
Ramon Echegaray Drums
Arturo Prendez Drums
John Abbott Photography
Todd Barkan Producer
Katreese Barnes Vocals
Steve Berrios Percussion, Vocals, Drums
Sergio Brandao Bass, Vocals, Percussion
Roger Byam Saxophone
Dario Eskenazi Keyboards, Vocals
Hugo Fattoruso Keyboards
George Horn Mastering
Bakithi Khumalo Bass
Mike Krowiak Engineer
David Luke Mixing, Mixing Engineer
Hiram Bullock Guitar, Vocals, Producer, Keyboards


http://www.hirambullock.com/
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2005年06月21日

Donald Fagen / The Nightfly [1982]

何年経っても色あせないジャンルを超越した魅力的なアルバム!

Donald Fagen / The Nightfly [1982]
The Nightfly.jpg
1.I.G.Y. (International Geophysical Year)
2.Green Flower Street
3.Ruby Baby
4.Maxine
5.New Frontier
6.Nightfly
7.Goodbye Look
8.Walk Between Raindrops


ドナルド・フェイゲン :完璧主義者

その独特の鼻声が特徴的なドナルド・フェイゲンは、70年代からウォルター・ベッカーとスティーリー・ダンのオリジナル・メンバーとして長い活動をしています。
今回ご紹介のアルバムは、フェイゲン自身のソロ・アルバムとなっていますが、スティーリー・ダンのアルバム製作方法と同じ手法を取っています。曲によって複数のプレイヤーを使いパートごとに録音して、それをあとから編集してひとつの曲に仕上げています。しかし、出来上がった曲はまるでパーマネントな活動をしているグループの演奏のように聴くことができます。これが、スティーリー・ダン時代から続くプロデューサーのゲーリー・カッツとフェイゲンのプロデュースMagicと言われるところです。
スティリー・ダン時代から音楽的ブレインとして活躍してきた、Guitarのラリー・カールトンのいぶし銀のプレイが良い雰囲気を醸し出している"Nightfly"。そして、Saxのマイケル・ブレッカーのシットリとしたテナーが心に響く"Maxine"。独特のグルーヴで曲のボトムスを支えるdrumsのポーカロは、フェイゲンがスティーリー・ダン時代からのお気に入りプレイヤーであり、ポーカロなくしてはこのアルバムのグレードはこれほどまでならなかったのでは・・。bass奏者に対するこだわりも、楽曲によって5人ものプレイヤーを使い分けるゴージャスさです。ヴァレリー・シンプソン他のコーラス隊の皆様もがんばっております。フェイゲン自身のJazzやR&B、に対する思いが詰まったステキなアルバムです。
まずは、スタート曲"I.G.Y."のキラキラとした感触を味わい、フェイゲン・ワールドに入り込んでください!
一家に一枚のお宝!


Personnel includes: Donald Fagen (vocals, acoustic & electric pianos, organ, synthesizer);
Steve Khan (acoustic guitar);
Hugh McCracken (guitar, harmonica);
Larry Carlton, Dean Parks, Rick Derringer (guitar);
Michael Brecker (tenor saxophone);
Ronnie Cuber (baritone saxophone);
Randy Brecker (trumpet, flugelhorn);
Greg Phillinganes (acoustic & electric pianos, clavinet, synthesizer);
Michael Omartian (acoustic & electric pianos);
Will Lee, Anthony Jackson, Chuck Rainey, Marcus Miller, Abraham Laboriel (bass);
Jeff Porcaro, Steve Jordan (drums);
Starz Vanderlocket (percussion, background vocals);
Valerie Simpson, Zack Sanders, Frank Floyd, Gordon Grody, Daniel Lazerus, Leslie Miller (background vocals)

http://www.donaldfagen.com/

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2005年06月15日

Joni Mitchell / Wild Things Run Fast [1982]

今回ご紹介するアルバム「Wild Things Run Fast」は、一番POPフィールドに近づいた時期の作品で、多くのAOR関係者が参加しています。
Joni Mitchell / Wild Things Run Fast [1982]
Wild Things Run Fast.jpg
1.Chinese Cafe/Unchained Melody
2.Wild Things Run Fast
3.Ladies' Man
4.Moon at the Window
5.Solid Love
6.Be Cool
7.(You're So Square) Baby I Don't Care
8.You Dream Flat Tires
9.Man to Man
10.Underneath the Streetlight
11.Love


ジョニ・ミッチェル :女流吟遊詩人
デビュー当時は、フォーク・ロックの代表的な女流歌い手だった彼女が、しだいにJAZZに傾倒して優秀なアルバムを発表した時期もありました。代表作に『Blue』『Court And Spark』があります。その中でもビデオ化された"Shadows And Light"は、ジャコ・パストリアス、パット・メセニー、マイケル・ブレッカーなどジャズ・フュージョン界の超実力派ミュージシャンたちが卓越した演奏力で彼女をバックアップしています。(DVDで発売中!)
前作『ミンガス』以来の3年ぶりのスタジオ録音盤で、スティーヴ・ルカサーの参加によってこれまでのジャズ/フュージョン色が強かった作風に“ポップ”さが加わったAOR作品となっています。
音楽以外でも、多彩な才能を開花させてきたジョニさんなだけに、このアルバムでも自画像を元にしたアルバム・ジャケットを起用しています。
プロデュースにベース奏者であり最愛のラリー・クラインと共同で行っていて、公私に渡り順調にモノごとが進んだ時期の作品でもあります。そんなジョニをサポートするメンツも大変豪華なものとなっていて、AOR全盛期ならではのモノとなっています。ルカサーをはじめ、Mike Landau、Wayne Shorterのソプラノ・サックスや、ゲストのLionel Richieの参加した曲も光っています。
ジョニのアルバムの中では異色と言われる内容ですが、AORの視点からすると大変オススメできる逸品となっております。

Joni Mitchell Guitar (Acoustic), Guitar (Electric), Piano (Electric), Keyboards, Vocals, Producer, Mixing, Paintings, Main Performer, Choir, Chorus, Guitar
Lionel Richie Vocals, Vocals (Background)
James Taylor Guitar, Vocals, Vocals (Background)
Larry Carlton Guitar, Guitar (Electric)
Victor Feldman Percussion, Keyboards
Kenny Rankin Vocals, Choir, Chorus
Wayne Shorter Saxophone, Sax (Soprano)
Charles Valentino Vocals, Vocals (Background)
Larry Williams Keyboards, Saxophone, Sax (Tenor)
Victor Feidman Percussion
Elliot Roberts Personal Direction
Vinnie Colaiuta Drums
Skip Cottrell Vocals, Choir, Chorus, Engineer
Robert DeLaGarza Vocals, Choir, Chorus
Russell Ferrante Synthesizer
John Guerin Drums
Kim Hutchcroft Saxophone, Sax (Baritone)
Howard Kinney Vocals, Vocals (Background)
Larry Klein Bass, Mixing
Michael Landau Guitar, Guitar (Electric)
Steve Lukather Guitar

http://www.jonimitchell.com/

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2005年06月07日

PAULINNE WILSON / INTUITION [1992]

70年代後半から80年代にかけて活躍した、代表的AOR風フュージョン・グループ「シーウィンド」の歌姫として活躍したヴォーカリストです。
PAULINNE WILSON / INTUITION [1992]
Intuition.jpg
1.Walking My Way to You
2.Love Lives On
3.Intuition
4.Follow Your Road
5.Two Wrongs Don't Make a Right
6.One Chance
7.Back Again, Back in Love
8.Deeper and Deeper
9.Stay
10.Mysterious/Colors of the Wind


ポーリーン・ウィルソン :女流の歌い手さん
70年代後半から80年代にかけて活躍した、代表的AOR風フュージョン・グループ「シーウィンド」の歌姫として活躍したヴォーカリストです。90年にGRPから作品を発表した日本人キーボード奏者「ユタカ・ヨコクラ」の”ブラザジア”に参加した事がきっかけで、このアルバムもそのヨコクラがプロデュースを担当しています。”ブラザジア”は90年代版シーウィンド風サウンドで、元シーウィンドのメンバーも参加していてシーウィンドのファンにも納得の作品となっています。そのホーンセクションの大胆な導入は、シーウィンドのメンバーの参加によって見事に甦っています。もちろん、夫ボブ・ウィルソンも曲作り等で参加しており、アットホームな暖かみのあるヴォール・アルバムとなっています。参加メンバーは、シーウィンド組の他にカルロス・ヴェガ、エイブラハム・ラボリエル、ブランダ・フィールズ、らの名前がある。とても豪華なメンバーの元、このアルバムは制作されています。それらのスタジオの達人達によって、ボーリーンの魅力を余す所なく表現しています。その外見からは想像も付かない様なパンチ力のある声で、ポーリーン自身も存在をアピールしています。(小柄の方のようです!)ハワイ生まれのスペイン、フィリピン等の混血の血が、才能溢れるヴォーカリストを生み出す事に起因しているのでありましょうか?もっと、沢山の作品を発表して活躍してもらいたいのですが・・・。シーウィンドが再結成して、ポーリンーンの素晴らしいヴォーカルを聴くことができるのであれば、我々ファンはまだまだ待ち続けることでありましょう!(しませんか?)

Yutaka Yokokura Arranger, Keyboards, Engineer, Rhythm Arrangements, Producer, String Arrangements
Kate Markowitz Vocals (Background)
Judd Miller Ewi
Carlos Vega Drums
Larry Williams Sax (Alto)
Pauline Wilson Vocals, Vocals (Background), Main Performer
Freddie Washington Bass
Suzie Katayama Strings
Sid Page Strings
Gary Meek Saxophone
Larry Corbett Strings
Vinny d'Onofrio Guitar (Electric)
Joel Derouin Strings
Brandon Fields Sax (Alto)
Jerry Hey Trumpet, Flugelhorn, Horn Arrangements
Kim Hutchcroft Sax (Tenor)
Peter Kent Strings
Abraham Laboriel Bass
Ricky Lawson Drums
Patrice Rushen Piano
Michael Paulo Sax (Alto)

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2005年05月23日

Vapour Trails / Vapour Trails [1979]

スーパー・ギターリストのLarry Cartonがプロデュースした、イギリスのセッションマンが結成 したAORグループの傑作アルバムですっ。
Vapour Trails / Vapour Trails [1979]
Vapour_Trails.jpg 1. Do The Bossa Nova
2. Don't Worry Baby
3. Night People
4. True Love
5. It's All Right
6. Slow Dancing
7. Modern Love
8. Non Merci
9. Hold On To Something Good
10. Strange Conversations
11. Throw Down The Dice
12. Falling


ヴェイパー・トレイルズ :AORグループ

「こんばんわっ、小林克也ですっ・・今日の1曲目は・・の・・です!」軽快な語り口で80年代洋楽 シーンの定番の番組として人気を博したTVプログラム"ベストヒット USA"、当時の熱心な洋楽ファンやAO Rファンは必ずチェックしたと思われる番組でした。そのオープニング時に流れていた曲が、このVapour Trailsのアルバムに収録されている"Don't Worry Baby"だったのです。(なぜか曲名がサーフサイド・フリーウェイ)Vapour Trailsのグループ名は知 らないけれども、この曲は多くの人がご存知のハズです。・・ドンウォリーベイベー・・ このアルバム、はじめはラリー・カールトンのプロデュースということでJazz/Fusionのファンから少し だけ注目されました。(1979年当時は邦盤未発売)81年に邦盤を発売したポリドールもアルバム・ジャケットを差し替えたりして、どうに か売ろうとしましたが、思うような数は出なかったようです。(邦題オータム・ブリーズ)英国のセッションマンが結成したグループなので、収録されている楽曲は英国と米国で録音され ています。米国で収録されたトラックは、カールトンのお仲間が彼らの演奏に華を添えて、見事に西海 岸サウンドに仕立てています。どの曲も細部までカールトンのこだわりが見られ、低音部分がしっかりと 収録されているので、Fusionファンにも納得の内容となっています。(全体のバランスがGoo!)
ヴォーカルも親しみやすく、コーラスもバッチリ、スティーリー・ダン風やドゥービー・ブラザーズ 風もあります。
世界的には黙殺された感のあるこの作品ですが、見事日本でCD化されたのは、TV朝日の番組スタッ フのおかげで日本のAORファンに支持されたからでしょう・・。

Producers: Larry Carton
Vapour Trails is:
John McBurnie: Vocals, Guitars, Keyboards, Harmonica, Percussion
Andy Dalby: Guitars, Percussion
Phil Curtis: Bass
Musicians:
Drums: John Ferraro, Steve Holly
Keyboards: Brian Mann, William D. Smith, Michael Omartian, Dave Rose, Brian Chatton, David Benoit
Percussion: Paulinho Da Costa
Sax: Tom Scott
Background Vocals: Vivienne McAuliffe, Besty Cook, Bill Champlin, Steve Holly
posted by taha at 22:35| Comment(12) | TrackBack(2) | Jazz/Fusion系 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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