2006年12月03日

Dan Seals : Stones [1980]

カントリー系シンガーのAOR作品!
Dan Seals : Stones [1980]
Stones.JPG
1 Stones (Dig a Little Deeper)
2 Late at Night
3 Love Me Like the Last Time
4 Getting to the Point
5 How Do I Survive
6 Holdin' Out for Love
7 You Could've Been the One
8 Take You Home
9 When It's Over
10 Lullaby


イングランド・ダン・シールズ/ストーンズ
なんと11人ものGuitaristを起用した豪華な仕様の作品であります。
ダン・シールズは、70年代の初めからENGLAND DAN & JOHN FORD COLEYというフォーク&カントリーポップス系デュオのメンバーだった人。このアルバムは、そのイングランド・ダンによる初ソロ・アルバムということ・・でレーベル側も力を入れて曲により様々なミュージシャンを起用したのでありましょう。中でもGuitaristは当時の売れっ子ばかりを11人も参加させているあたりはサスガ!Ray Parker Jr., Paul Jackson Jr.をはじめ、John GoinやRichie Zitoまで参加しているのでセッション系Guitaristフリークにはたまらないものとなっています。そして極めつけは、タイトル曲の"Stones (Dig a Little Deeper) "でしょう。Ray Parker Jr., Paul Jackson Jr.,John Goin,にSteve Lukatherのソロまで収録されています。こんな豪華な曲はいままで無かったのでは・・そう感じることのできる素晴らしい出来栄えであります。プロダクションの勝利と言うか、お金にものを言わせたのは間違いがありません。
収録されている曲は、カントリー調のものから、ENGLAND DAN & JOHN FORD COLEYを彷彿させるもの、豪華なバックに支えられた80年代テイスト溢れるものまで多彩であります。アルバム通して聴くと、イングランド・ダンの暖かい心が伝わってくるようです。
ENGLAND DAN & JOHN FORD COLEYを知らない世代には彼らの作品に触れるきっかけにしてほしいと思います。そして、70年代に彼らのようなフォーク&ポップス系に夢中になった世代に、今一度イングランド・ダンの暖かさを再確認してホスイと思います。
お気に入りの曲は、Steve Lukatherの切り込み具合が素晴らしい"Stones (Dig a Little Deeper)→Nathan EastとMike Bairdのリズム隊"、と"Love Me Like the Last Time "(こちらはTom Kellyのコーラスも良い)。明るい感触のブリス・バンドのポール・ブリスの作曲した"How Do I Survive "。そして、ラストの"Lullaby"はアコースティックだけの演奏で切々と歌います。心がやさしくなります。
一曲ずつクレジットを見ながら聴きましょう。
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2006年11月27日

Kenny Rogers / We've Got Tonight [1983]

鬚の大御所AOR作品
Kenny Rogers / We've Got Tonight [1983]
We've Got Tonight1.jpg
1 We've Got Tonight
2 Scarlet Fever
3 Farther I Go
4 No Dreams
5 Bad Enough
6 All My Life
7 How Long
8 Love, Love, Love
9 What I Learned from Loving You
10 You Are So Beautiful


ケニー・ロジャース :カントリー・シンガー
ケニー・ロジャースは、米国を代表するカントリー系のシンガーでこの作品「We've Got Tonight」はAORファン向けの内容となっています。プロデュースにデビッド・フォスター、ライオネル・リッチー、ランディー・グッドラムという人材を惜しげもなく投入。加えて、豪華なゲストで作られています。アメリカの国民的シンガーの時代背景を反映させたアルバムといえます。
参加しているメンバーには、Carlos Rios 、Richie Zito、David T. Walker、Steve Lukather、・・guitarだけでもこの豪華さ・・。 その他に、Robbie Buchanan、Nathan East、Michael Baird、らのAOR、Fusionのおなじみさんが腕を披露しています。モチロン、デビッド・フォスター、ライオネル・リッチー、ランディー・グッドラムの三人も曲作り、歌、演奏に参加しています。このように、多数の手を借り手いるのもケニー・ロジャースの知名度の高さ、支持の高さによるところでありましょう。
おすすめ曲は、シーナ・イーストンとのデュエット曲”We've Got Tonight ” (Hitしたネこの曲)。そして、ラストのしっとり曲”You Are So Beautiful ”、泣けますねこの曲。良い曲です。続きを読む
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2006年11月18日

Eagles / Eagles Live [1980]

ウエスト・コースト・ロックを代表するイーグルスのラスト・アルバム(当時)
Eagles / Eagles Live [1980]
eagleslive.jpg
ディスク:1
1. Hotel California
2. Heartache Tonight
3. I Can't Tell You Why
4. Long Run
5. New Kid in Town
6. Life's Been Good

ディスク:2
1. Seven Bridges Road
2. Wasted Time
3. Take It to the Limit
4. Doolin-Dalton [Reprise II]
5. Desperado
6. Saturday Night
7. All Night Long
8. Life in the Fast Lane
9. Take It Easy


イーグルス:米国の象徴

70年代の米国ロック界を代表する名グループの実質的なラスト・アルバムとなった作品。(後に再結成されますが、70年代の米国の鏡となって世相を反映した曲作りをしてきたこととは大きな違いがありりり)元々リンダ・ロンシュタットのサポート・ミュージシャンとしても活躍してきてこともあり、演奏に関してはなにも言うこともなく、自分たちの代表曲を次々と演奏していきます。いわばベスト・ライブ盤といっても過言ではないようですネ。
さらに、最大のヒット曲「ホテル・カリフォルニア」で幕開けをする本作品は、自らこの曲が一番であったことの証とも取れます。
残念なのは、オリジナル・メンバーでのライブではないことだというファンもいますが、この時期のイーグルスはこのメンバーで活動をしていたので最善の構成だったことは間違いのないところ・・。(個人的には、Timothy B. Schmitが好きなのでgood!)
本質的なラストのスタジオ・アルバムの「ロング・ラン」を発表後のライブを収録したものなので、全盛期のもっとも熟した時期ののライブ、それがこの「イーグルス・ライブ」ということにもなります。
オリジナル・メンバーのRandy Meisnerが"Take It to the Limit"で泣きと渋さで古くからのファンへサービスしてくれているあたりから・・、ここでバンドの終焉を迎えていたとも推測されます。すでに時は80年代に突入していたので、イーグルスとしての役割を終えているという悟りもあったのでありましょうかぁ。メンバーはそれぞれソロ活動でも人気を定着しつつある時期だったので、グループとしての活動の方が困難になったのでありましょう・・か。
同じ時代を生きたロック・ファンはもちろんのこと(すでにお持ちかと・・)、イーグルスを米国ロックのお手本として勉強したいとお考えのアナタらもオススメであります。
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2006年11月12日

The Doobie Brothers / One Step Closer [1980]

マクドナルド的なドゥービーズのラスト作
The Doobie Brothers / One Step Closer [1980]

ONESTEPCLOSER.JPG

1 Dedicate This Heart (4:07)
2 Real Love (4:18)
3 No Stoppin' Us Now (4:40)
4 Thank You Love (6:22)
5 One Step Closer (4:10)
6 Keep This Train A-Rollin' (3:29)
7 Just in Time (2:43)
8 South Bay Strut (4:05)
9 One By One (3:47)



ドゥービー・ブラザース :土気や臭さがなくなった分どこか・・

大ヒットして、グラミー賞まで受賞してしまったものだから、ドゥービーズに対してのの回りの目は大きく変わった事は明白!しかし、79年にはグループの看板でもあったジェフ・バクスター、ジョン・ハートマンが脱退してしまう。これは、グループ内で意見の食い違いが生じた結果でございましょう。それまでの路線でいくか、マクドナルド印のR&B路線で攻めるか??リーダーのパット・シモンズと他のメンバーやレーベル側での話し合いが行われたと想像いたしますが・・。そこに、3人のメンバー補強が成された形でこのアルバムは製作されました。時はAOR全盛時代にあってギター・サウンドが主流であった70年代と違い、キーボードやブラスを積極的に導入したコンテンポラリーな作りが中心となっています。従来からあったドゥービーズの持つ土臭さは払拭されて、親しみやすい曲調のものが並びます。個人的にはAORな感じが良く出た作品と思いますが・・古くからのドゥービーズ・ファンにはそれが許せなかったのか!?結局このアルバムが最後のスタジオ作となってしまい、再結成までの間ドゥービーズ・ファンを悲しませることとなります。
ドゥービーズに対して洗練された大人のロックを期待するのか、ギターやオルガンで盛り上げていく形にコーラス等で絡み合う方式を求めるかで違ってくると思います。
拙者のお気に入り曲は、マクドナルド印の"Real Love"やドゥービーズお馴染みの「列車ソング」"Keep This Train A-Rollin'"もなかなか味わい深い仕上がり。(あっ、やっぱりマクドナルド印が好きなのか拙者は・・・)
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2006年11月03日

Electric Light Orchestra / Time [1981]

ストリングスからシンセ中心へと移行したポップ作

Electric Light Orchestra / Time [1981]
time.jpg

1. Prologue
2. Twilight
3. Yours truly, 2095
4. Ticket to the moon
5. The way life's meant to be
6. Another heart breaks
7. Rain is falling
8. From the end of the world
9. The lights go down
10. Here is the news
11. 21st century man
12. Hold on tight
13. Epilogue
14. The bouncer (bonus track)
15. When time stood still (bonus track)
16. Julie don't live here (bonus track)



ELO :きらめくサウンド・プロダクション


本作「TIME」は、エレクトリック・ライト・オーケストラ(ELO)の人気絶頂期に発表された全英チャート第1位を獲得した代表作。
ELOの最高作としては、オーロラの救世主 - A New World Record[1976](全英6位・全米5位)、 アウト・オブ・ザ・ブルー - Out of the Blue[1977](全英・全米4位)、ディスカバリー - Discovery[1979](全英1位・全米5位)の三作と言われています。その流れから発表されたこのアルバム「TIME」はそれまでのトレード・マークであったストリングス・オーケストラサウンドを完全に排除してしまいました。そのことにより、従来からのポップでシンフォニック風味を良しとしていたファンから離れて、一般的なポップ・ファンに流れたターニング・ポイントとなった作品でもあります。時は1981年でAOR的味付けや、チャートを賑わす曲やアーティストがメインにあった時期なだけに、ジェフ・リンも70年代的な味付けから脱却を図ったのだと推測されます。その結果、このアルバムも見事にチャートのトップになったのであります。いわば、市場の動向を読みニーズにあった選択をした「世界、最小で最高のオーケストラ」が見事に一般的に受け入れられたのであります。
2005年に話題になったTV番組のテーマ曲に起用されて一時ブームになった"Twilight"も収録されていますが。このアルバムの本質は時間をテーマにしたコンセプト・アルバムなので"Prologue"から"Epilogue"まで通して聴くことがベストかと存じます。(主人公が2095年の世界にタイムワープしたという設定)
個人的には、もっともビートルズの影響を楽曲に染み込ませた70年代のアルバムを支持いたしますが、AOR的観点からするとこのアルバムが一番のオススメでありまんす!続きを読む
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2006年10月25日

Greg Guidry / Over the Line [1982]

憂いあるヴォイスで魅了するソング・ライター・・
Greg Guidry / Over the Line [1982]
over the line.JPG
1 Goin' Down
2 (That's) How Long
3 Show Me Your Love
4 If Love Doesn't Find Us
5 Gotta Have More Love
6 Over the Line
7 (I'm) Givin' It Up
8 Are You Ready for Love
9 Into My Love
10 Darlin' It's You

1. ラストタイム・ラヴ
2. 愛のメニューを…
3. ショウ・ミー・ユア・ラヴ
4. 午後のためらい
5. 愛の焔
6. オーヴァー・ザ・ライン
7. 君に別れのくちづけを
8. 待ちこがれて
9. イントゥ・マイ・ラヴ
10. ダーリン・イッツ・ユー


グレッグ・ギドリー :ライター、歌い手

多くのアーティストに楽曲を提供してきた、いわば裏方と呼べる職人が自らの作品として残した1stアルバムにして最高作。(まぁ作品数が極端に少ないですが・・)
82年はAOR全盛時代で猫も杓子もAOR状態だったので、このアルバムもSONYさんからリアルタイムで発表され、多くのAORファンの間で愛聴されてきたマスト・アイテムとして知られています。実際の処、紙ジャケにまでして再発しているのは日本だけのようで、米国においては表には出てこれないアーティストでもあるようです。しかし、AORの紹介本には必ず顔を出す名盤として認知されていますし、情緒あるメロディ・ライン等は日本人好みな作風であることは間違いないことでありましょう。
そして、AOR通には参加しているメンバーにも注目していただきたい点があります。ギターで参加しているダン・ハフはナッシュビル周辺ではファースト・コールの名ギターリストです。このハフさまのギターが入っているだけで買いっ・・のマニアもいるという噂!(本当?)
そして、ベースのデビッド・ハンゲイトは元TOTOのメンバーですし、SAXのデビッド・サンボーンは多くのAORアーティストの名曲に参加しているアルトの名手であります。
こういったスタジオの達人たちをバックにしてギトリーさんは、ヒットした"Goin' Down"や、しっとり系のバラッド"Into My Love"を真面目に唄っています。彼の人柄が良くでた作品であることは、コーラスに家族を起用している点でしょうか。多くのAOR系のアーティストが有名なコーラスを起用するのに対して、ギトリーさんはファミリー・コーラスで温かみを演出しています。
多くのAORファンに堪能していただきたい逸品でございましょう。
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2006年10月22日

Kenny Loggins : Celebrate Me Home [1977]

ジム・メッシーナとのコンビを解消して初のソロ作

Kenny Loggins : Celebrate Me Home [1977]
Celebrate Me Home.jpg

1 Lady Luck (4:40)
2 If You Be Wise (4:25)
3 I Believe in Love (3:30)
4 Set It Free (5:56)
5 Why Do People Lie (4:29)
6 Enter My Dream (5:20)
7 I've Got the Melody (Deep in My Heart) (4:12)
8 Celebrate Me Home (4:42)
9 Daddy's Back (3:32)
10 You Don't Know Me (4:14)


ケニー・ロギンス :高い作曲能力を有するミュージシャン

このアルバムは、ケニー・ロギンスのソロ第一弾であり、Loggins & Messina以降の活動を左右するハズ・・だったのですが・・。プロデュースに迎えたのが当時jazz/クロスオーバーのシーンで注目されていたきーボード奏者のボブ・ジェームスだったのです。
従来からのファンや、Loggins & Messinaとしての活躍を知っていた音楽好きは戸惑いを隠せなかったことでしょう。
しかし、それまでのアコースティックで典型的な初期ウエストコースト・サウンドのイメージと違い、jazz風味のテイストが思いの他マッチング!これもボブ・ジェームスのプロデュース・センスの影響大と見ましたが皆様はいかが?
参加しているミュージシャンも当時最も勢いのあった若手をズラリと揃えていて、Richard Tee,Steve Gadd,Eric Galeらのスタッフの面々や、Harvey Mason,Lee Ritenour,Steve Khanらのファースト・コールのミュージシャンまで多数。その中でも、ギターリストにいたっては7人ものメンツを曲ごとに配置していてスティーリー・ダン顔負けの布陣であります。しかし、ロギンスの歌がメインなので腕利きのミュージシャン達はそれを邪魔することなく見事にコントロールされています。
ロギンスのどこまでも伸びる高音のヴォイスと、爽やかなフォーキー路線、そしてソウル風味やロックのパンチ力を見事に引き出しているボブ・ジェームスさん!良い曲に巧い歌い手、そしてスタジオの達人達の見事な演奏がほどよくブレンドされた傑作AOR作品です。
80年代のサントラで大爆発するロギンス人気が想像できないほど、アッサリとした処もありますが、この作品に携わった全員が若いという事と、Steely Danの"Aja"も同じ1977年の作品ということを考えると、jazzミュージシャンと関わって成功した一つの例と言えるでしょ!続きを読む
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2006年10月19日

Paul Young / The Secret of Association [1985]

Blue Eyed Soul Singer ヤングさん!
Paul Young / The Secret of Association [1985]
The Secret of Association.jpg

1. Bite the Hand That Feeds
2. Everytime You Go Away
3. I'm Gonna Tear Your Playhouse Down
4. Standing on the Edge
5. Soldier's Things
6. Everything Must Change
7. Tomb of Memories
8. One Step Forward
9. Hot Fun
10. This Means Anything
11. I Was in Chains
12. Man in the Iron Mask



ポール・ヤング :英国代表イケメンのシンガー

英国で、80年代を代表する“ブルー・アイド・ソウル”の第一人者、ポール・ヤングの人気を決定づけたセカンド・アルバムです。“ホール&オーツ”の代表作「エヴリタイム・ユー・ゴー・アウェイ」のカバー収録を収録したヤングさんの出世作でもあります。というか、日本ではこのアルバムが一番売れた作品となると思います。ちなみに米国でも、このアルバムからのシングル・ヒット曲'Everytime You Go Away'が全米でNo.1を獲得して時の人となりました。(本当に時の人となった感も否めませんが・・)
それは、米国においてソウル/R&Bが大衆音楽として定着していたことだけではなく、ヤングさん自身がStreetband、Q-Tipsというソウル/R&Bの世界を渡り歩いてきたヴォーカリストだったからと思います。日本ではルックスの良さから多くの女性ファンの心を掴んだのは当然のこと・・?このアルバムもヤングさんのお顔をアップで移しているので、ジャケットを眺めながらウットリと彼の力強い歌声を堪能したことでありましょう。
英国においては、当時のいくつかのイベント等にも参加していたので知名度はかなりあったのかな・・と。ボブ・ゲルドフが呼びかけたアフリカ救済キャンペーンの LiveAidでも見かけましたし、MTV等のミュージック・プログラムでもよくお見かけいたしやした。 
実力がありながら時代の流れに身を任せたばっかりに、自身を失い本当に流されてしまった多くのアーティストの中でも歌の巧さではピカイチのヤングさんの復活の日はあるのでありましょうか?
アイドルとして取り扱ったプロダクションの誤りが、実質的にヤングさんを伸ばしてやれなかったのであります。(少しばかりシットリとしたブルー・アイド・ソウル・・もいいネ!)
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2006年09月28日

Christopher Cross / Rendezvous [1991]

帰ってきたフラミンゴの日本先行盤!(当時!)
Christopher Cross / Rendezvous [1991]
Rendezvous.jpg
1. Rendezvous
2. Deputy Dan
3. Night Across the World
4. Angry Young Men
5. In the Blink of an Eye
6. Is There Something
7. Isn't It Love
8. Nothing Will Change
9. Driftin' Away
10. Fisherman's Tale


クリストファー・クロス :透明感のあるヴォイスは健在

AOR界にとっては、不毛の年代1990年代の初頭に発表されたクリ・クロの通算五枚目のアルバムです。この当時は、AOR系のアーティストの作品は、大手のレーベルから見放された状態だったのでこのアルバムを手にした時は本当に感慨深いものがありました。特にクリ・クロはリアル・タイムで聴いていたアーティストなだけにとても印象的なアルバムです。作品の評価は名作といわれている、1枚目、2枚目に及びませんがなかなかの内容だったのです。しかし、時代が要求する音ではないために米国では発売が見送られて、日本ではアポロンさんからの発表と言うことになります。すでにこの時にワーナーから解雇されていたクリ・クロの新譜が、日本先行発売となってしまったのでありました。(後に米国でも発表されますが年代の表記が1993,1994と様々・・・)
プロデュースはクリ・クロ本人とロブ・ミューラーの二人の共同で行い、曲作りも共同で行っている。参加しているメンバーは、お馴染みのEJことエリック・ジョンソンが味わい深いギターで参加していたと思えば、マクサス組からキーボードのロビー・ブキャナン。TOTO組からはドラムスのジェフ・ポーカロや、ドラムスではヴィニー・カリウタのクレジットもあります。他には1stで素晴らしいコーラスを入れていたマイケル・マクドナルドが、"Night Across the World"で独特の抜け声を聞かせてくれています。
アルバム全体の印象は落ち着いた感触で覆われていて、10年以上の月日がクリ・クロ本人にも色々と影響を及ぼしていることは間違いの無いところ・・。一時期はレーサー気取りで車ばかりの時もあり、音楽活動から離れてみたりのクロスさん。しかし、音楽が一番の友・・と言うよりはホーム・グラウンドに戻ってきたというのが率直な印象・・でしょうかぁぁ。メロディやハーモニーを大事にする曲作りは以前と変わらず、古くからのファンも納得できる内容となっていることはこのアルバムを聴くことで判りますでしょ。
残念なのはアルバム・ジャケが??な点でしょうかぁぁ。せっかくのフラミンゴのイラストも、1枚目、2枚目に比べるとドーモ・・・。
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2006年09月22日

Philip Bailey / Chinese Wall [1985]

魅惑のファルセット・ヴォイスが炸裂!
Philip Bailey / Chinese Wall [1985]
chinesewall.jpg

1. Photogenic Memory
2. I Go Crazy
3. Walking on the Chinese Wall
4. For Every Heart That's Been Broken
5. Go
6. Easy Lover
7. Show You the Way to Love
8. Time Is a Woman
9. Woman
10. Children of the Ghetto


フィリップ・ベイリー :パーカッション、ヴォーカル

もともとはEW&Fのパーカッショニストとして活動していたベイリーさん。少しばかり裏声(ファルセット・ヴォイス)を使って唄った所、好評だったのでリードを取っていき・・。しだいにグループの顔になるほどに・・・。しかし、リーダーで同じパーカスとヴォーカルをしていたモーリス・ホワイトからは疎まれて・・・。そんなことはないと思いますが?できるだけEW&Fの色合いを排除した形でポップ・ロックのフィールドで勝負したのが本作「チャイニーズ・ウォール」ということになります。プロデュースと曲作りでフィル・コリンズが担当していることでも有名なこのアルバム。二人の共演曲として"Easy Lover"がMTVでもヘビィ・ローテーションされて、80年代のヒット曲集にも収録されています。二人でにこやかに唄う姿はとても印象的でしたし、どちらかといえばフィル・コリンズのほうがイケイケの感触がいたします・・・。そのことからも、このアルバムでのベイリーが、ソウルやファンク以外のファンからも支持されたことが判ります。そして、EW&Fのフェニックス・ホーンズも随所に磨きをかけた仕事振りでこのアルバムを盛り上げています。
フィル・コリンズは、ブリティッシュロックの重鎮グループGENESISでドラマーとして活躍して、フロントマンのピーター・ガブリエルが脱退した後は、自らヴォーカルとドラムスとして活躍。そんなコリンズが米国の音楽に憧れを抱いていたことは有名な話です。(事実、自分のソロ・アルバムでThe Phoenix Hornsを起用)
そんなコリンズとベイリーの結びつきは、ベイリーというよりはコリンズ側からのアクションがあったのではと推測されます。そして、GENESISお抱えのギターリストだったDaryl Stuermerを参加させてロック色の濃い演奏を収録したりしています。このアルバムは85年という時代だからこそ生まれたものと痛感いたします。EW&FとGENESISの合体を誰が予想できたでしょうか?
個人的には"Walking on the Chinese Wall"もなかなかと思います。脱EW&F宣言??続きを読む
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2006年09月19日

Yes / 90125 [1983]

エイジアに負けじと米国を制覇したポップな作品。

Yes / 90125 [1983]
90125.jpg

1. Owner of a Lonely Heart
2. Hold On
3. It Can Happen
4. Changes
5. Cinema
6. Leave It
7. Our Song
8. City of Love
9. Hearts


イエス :ブリティッシュ(プログレッシヴ)・ロック

バグルスの二人による新しい力を得たグループが、アルバム「ドラマ」で再生を果たしたと思われたが・・・メンバー間の問題が生じ、スティーブ・ハウがジェフリー・ダウンズと一緒に脱退し、ジョン・ウェットン、カール・パーマーとスーパー・グループ「エイジア」を結成してしまいました。それを受けて、残ったクリス・スクワイヤとアラン・ホワイトは、ジョン・アダーソンを呼び戻し、初期のキーボード奏者トニー・ケイを招き入れてYESを復活させることにいたします。そこに、当時ソロ・アーティストとしても評判のあったトレバー・ラビンをギターリストとして迎えいれて作られたのがこの「90125」であります。(本当はシネマと言うグループ名でデビューするはずだったが・・・ジョン・アンダーソンの復帰が決め手となって、YESとした)バグルス組のもう一人、トレバー・ホーンはプロデュースに専念する事となって、大ヒット曲"Owner of a Lonely Heart"を生み出す力となっています。この曲は、アンダーソン、スクワイヤ、ホーン、ラビンの手による曲であり、世界中で大ヒットしましたし80年代YESの中で一番成功した曲でもあります。その後のライブ・ツアーも好評で、ライブ・アルバムとライブ・ビデオともに好セールスを記録しています。YESというグループをあまり知らなくとも、あの印象的なイントロと素晴らしい演奏、とキャッチーなメロディは20年以上経過した現在でも至る処で聴くことができます。MTVでヘビィ・ローテーションされた彼らの最大のヒット曲"Owner of a Lonely Heart"は80年代のベスト・ヒット曲集に収録されていますから・・・。
その他にもオススメ曲はあって、見事なコーラス・アレンジが光るものがある、" Leave It "やトレバー・ラビンのハード・ロック調のギターが冴え、トニー・ケイのシンセが効果的な"Changes"なんかもヨロヒイです。70年代からのYESを知るファンからは??だったこのアルバムですが、80年代のMTV世代からすれば、エイジアの初期と並び重要な位置を占めるアルバムでっす。
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2006年09月04日

America / View From the Ground 風のマジック [1982]

素朴な風合いが持ち味だったのねぇぇ・・
America / View From the Ground 風のマジック [1982]
View From the Ground.jpg
1 You Can Do Magic (3:48)
2 Never Be Lonely (3:45)
3 You Girl (3:32)
4 Inspector Mills (5:10)
5 Love on the Vine (3:02)
6 Desperate Love (3:51)
7 Right Before Your Eyes (3:47)
8 Jody (3:49)
9 Sometimes Lovers (4:27)
10 Even the Score (3:36)



アメリカ :爽やかなアメリカの風

アメリカは、当時イギリス在住のアメリカ青年Gerry Beckley, Dewey Bunnel, Dan Peekの三人組としてスタートしますが、のちにDan Peekが脱退してデュオとして活動するようになります。
アコースティック・ギターを中心に、さわやかなコーラスを多用したフォーク・ロック・ユニット、アメリカは1971年に「名前のない馬」でデビューしました。はっきり言ってAORのカテゴリーで語るにはフォーク色が強く、70年代の彼らの活動内容からするとAORというよりはウエスト・コースト一派の一つのグループ(デュオ)といえるかもしれません。しかし、今回ご紹介の作品「風のマジック」は全音楽界をAOR化現象にしたレーベル側の意向も加わり、毎度お馴染みのミュージシャンがバック・アップしていることで有名(一部で・・)なアルバムです。アルバム・ジャケットに写し出された様子からは、ギター一本で爽やかなコーラスを軸にした楽曲で占められていると思われますが・・・。TOTO組から、Timothy B. Schmit、Russ Ballard、Tom Kelly、Christopher Crossまで参加した豪華なものとなっています。(その反面アメリカらしさが薄いと指摘ありりり)
そりでも、シングルとして"You Can Do Magic"(アルバムの邦題タイトル)風のマジックがチャートの8位にランクされるところは、さすがにアメリカの風といえるところでありましょう。実際は、このアルバム以降は勢いもなくなりヒット曲をチャートに送り込むことは出来なくなってしまいます。いわば、すがすがしさを売りにしてAOR路線に乗せてはみたものの、アメリカらしさを前面に出すことができず、さらに製作者側が市場のニーズを読み切れなかった・・・そんなところでありましょう。
彼らの中ではあまり高い評価を得ていない80年代以降のアルバムの中でも、Russ Ballad作の良曲を収録したAORファン向けのアルバムとしてオススメですっ! 風を切るドライブのお供にヨロヒイかも!
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2006年09月01日

Bruce Hornsby & The Range / The Way It Is [1986]

渋い大人の魅力を出してます!
Bruce Hornsby & The Range / The Way It Is [1986]
The Way It Is.jpg
1. On the Western Skyline
2. Every Little Kiss
3. Mandolin Rain
4. Long Race
5. Way It Is
6. Down the Road Tonight
7. Wild Frontier
8. River Runs Low
9. Red Plains


ブルース・ホーンズビー :米国の良心と言われた・・・

ブルース・ホーンズビーは、グラミー賞にこれまでに通算11度ノミネートされて、3度の受賞していることを存知でしたか皆さん。日本における彼(彼ら・)の知られている作品はと言うと・・やはりこの1枚目の「The Way It Is」でございましょう。
ヒューイ・ルイスが曲の提供やプロデュースで参加していることで、当時は話題になりましたが、やはり曲の良さやピアノの調べで評価されました。内容的に聞き比べるとヒューイ・ルイスとはかなり異なる落ち着いた大人のサウンドでありまして、ピアノの響きを曲のポイントに据えているところが違うかなぁぁ。(ヒューイ・ルイスは、ギター・ロックって感じ)
中でもこのアルバムからのシングル曲で全米No.1ヒットである、"Way It Is"はアコースティック・ピアノのイントロが印象的でありホーンズビーの味わい深い歌声とマッチしています。心落ち着くロックとは縁遠い時期だったので(エレクトリック的感触が大流行)アコースティカルな感触とカントリーやブルース色を散りばめた曲調で、我々の心をリフレッシュさせてくれたのでございましょう。
そういったところが見事に時代とマッチングして、当時としてはMTVに登場した最後の大物新人として業界からも評価されたのでありました。
日本での人気はこのアルバムが絶頂期であり、その後はコアなファンに支持されながらも忘れられた存在に・・・しかし、米国では現在でも活躍している重要なミュージシャンです。

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2006年08月17日

Billy Joel / Songs in the Attic [1981]

ビリーの古き良き楽曲を多くの方に・・・
Billy Joel / Songs in the Attic [1981]
Songs in the Attic1.jpg

1. Miami 2017 (Seen the Lights Go Out on Broadway)
2. Summer, Highland Falls
3. Streetlife Serenader
4. Angelenos
5. She's Got a Way
6. Everybody Loves You Now
7. Say Goodbye to Hollywood
8. Captain Jack
9. You're My Home
10. Ballad of Billy the Kid
11. I've Loved These Days



ビリー・ジョエル :勢いのある時期の名ライブ演奏

ビリー・ジョエルの数多いライブ・マテリアルの中でも特異な位置にある作品。
個人的には、「ナイロン・カーテン」や「グラス・ハウス」より高いポイントを示した作品でありまして・・・。いわゆるベスト・ヒットもののライブ盤ではなく、アルバム「ストレンジャー」でブレイクする以前にビリーが愛していた楽曲を演奏した実況録音盤であります。
アルバム・ジャケットに表されている様に、ビリーが暗い部屋でお宝を探し当てた様に、「ストレンジャー」以前のビリーのアルバムに収録されていた楽曲で構成されています。
これがまた絶頂期ともいえるビリーのバンドメン達の演奏と、自己の楽曲を再評価するべくストレートに表現されたピアノや歌が胸を打ちます。初めてこのアルバムを聴いた時は、ライブで新曲を披露したのかと思うほどでした。それほどこのアルバムに収められた曲ひとつひとつに、ビリー・ジョエルの魂が込められていると感じられました。
お気に入り曲は"Say Goodbye to Hollywood"で、ビリーの力強い歌とバックの演奏の素晴らしいサポートに感動すら覚える今日この頃・・皆様いかがお過ごしでしょうか?
このアルバムに収録されている楽曲は、ビリー・ジョエルの素の状態、外部からのテコ入れなし、そのまんまの姿がパッケージされている気がしてなりません。他のアルバムよりピアノを弾くロッカーとしての姿や、弾き語りも素朴な良さが浮き彫りになっていると感じますが・・どうすかっ!
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2006年08月14日

Eurythmics / Sweet Dreams (Are Made Of This) [1983]

MTV世代エレクトロ・ポップ・デュオ
Eurythmics / Sweet Dreams (Are Made Of This) [1983]

SWEET DREAMS (ARE MADE OF THIS).jpg

ORIGINAL TRACKS:
1. Love Is A Stranger [3.43]
2. I've Got An Angel [2.44]
3. Wrap It Up [3.33]
4. I Could Give You (A Mirror) [3.51]
5. The Walk [4.40]
6. Sweet Dreams (Are Made Of This) [3.36]
7. Jennifer [5.05]
8. This Is The House [5.00]
9. Somebody Told Me [3.29]
10. This City Never Sleeps [6.20]

BONUS TRACKS:
11. Home Is Where The Heart Is [2.28]
Taken from 'This Is The House' 7"
12. Monkey Monkey [4.14] - Taken from 'Love Is A Stranger' 7"
13. Baby's Gone Blue [5.15] - Taken from 'Sweet Dreams (Are Made Of This)' 12"
14. Sweet Dreams (Hot Remix) [5.17]
Taken from 'Sweet Dreams (Are Made Of This) 1991' 12"
15. Love Is A Stranger (Coldcut Remix) [7.18]
Taken from 'Love Is A Stranger 1991' 12"
16. Satellite Of Love [4.37] - Previously Unreleased

TOTAL TIME: 65:51



ユーリズミックス :エレクトロ・ポップ・デュオ

アニー・レノックスとデイヴ・スチュアートによるスーパー・ユニット、ユーリズミックスが83年に発表した2ndアルバム。大ヒット曲「スイート・ドリームス」を収録していることでも有名なアルバムで、彼らの代表的な作品のひとつでもあります。
元々トゥーリスツというバンドにいた二人が、新しいユニットとしてスタートさせたのが始まりで(二人は恋人同士)音楽以外でも結びつきが深かったようでーへす。
このアルバムからの4曲目のシングル・カットだった「スイート・ドリームス」は、MTV全盛時代の米国で火が付き、日本へも飛び火したのが事の始まり・・。このアルバムは二人のセカンド・アルバムであり、アニーのソウルフルなヴォイスや、デイブの素晴らしいプロデュース生かされた傑作!TVでこのプロモを観た時の衝撃は、リアルタイムで体験した音楽ファンなら良く憶えていらっしゃるでしょう!短髪で、リーゼントのスーツ姿のアニーが実は男装だったトハ・・・。シンセサイザーやリズムボックス、シークエンサーを多用した曲作りながらポップで親しみやすくアニーの幅広い声域をいかした独特な歌い方でファン層を拡大するのに時間はかかりませんでしたネ!アルバム1曲目の"Love Is A Stranger"から二人のカラフルなエレクトロ・ポップ・ワールドが貴女の耳と心を刺激することでっしょうう!色々なリミックスが出回ったのもこの当時の特徴といえるので聴き比べるのもヨロヒイかもしれましぇん。
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2006年08月11日

Christopher Cross / Another Page [1983]

マイケル・オマーティアンの力量を示す素晴らしい作品。
Christopher Cross / Another Page [1983]
anotherpage.jpg
1. No Time for Talk
2. Baby Says No
3. What Am I Supposed to Believe
4. Deal 'Em Again
5. Think of Laura
6. All Right
7. Talking in My Sleep
8. Nature of the Game
9. Long World
10. Words of Wisdom


クリストファー・クロスのセカンド・アルバム

南から来た男が全世界を制覇して、次なる作品を期待していましたが、この2ndアルバムの登場まで3年の月日が流れてしまいました。AORブームの真っ只中にあった80年代前半の象徴的なアーティストであるミスター・フラミンゴこと・・クリストファー・クロスは、1stアルバムでグラミー賞の主要な賞を総ナメして時の人となりました。その後の活動は、ツアーや映画のサントラでの活躍でとても忙しい月日を過ごしたに違いありません。その中で、様々な点でプレッシャーがあったことは疑いようがありません。大成功の後の作品なだけに、クリ・クロ側もレーベルであるワーナー側も細心の注意を払いこのアルバム「アナザー・ページ」の製作に取り組んだことでありましょう。そのこともあり、このアルバムでも多くの名プレーヤーたちがクリ・クロをバック・アップしています。まずは、シングル・ヒットもした"All Right"においてはTOTOのスティーブ・ルカサーの流麗なギター・ソロがフューチャーされています。その他にもTOTOからは、・ジェフ・ポーカロ、マイク・ポーカロ等も参加していますし、ジェイ・グレイドンもクレジットされていたりします。1stはラリー・カールトンやエリック・ジョンソンといった通好みのギターリストがいぶし銀の演奏で楽しませてくれましたが、このアルバムでは西海岸産ロックのメンツが多く参加していたりします。そこがポイントのひとつかもしれませんが・・・。それも、クリ・クロの良質なメロディ・ラインやクォリティの高いコーラス・ヴォーカルのパートがあって、オマーティアンの適材適所なメンバーの配置が成せる技といえましょうぞっ!1stでシンボルとなったフラミンゴもこのアルバムでは、大写しのどアップでジャケ前面に写し出されていてクリ・クロの揺るぎない自身の表れといえましょう!
聴き処としては、カーラ・ボノフとデュエットしている"What Am I Supposed to Believe"や、しっとりとした"Think of Laura"、アルバムのラストに収録された壮大な雰囲気の"Words of Wisdom"等・・その他の曲も素晴らしいので今一度お聴きいただき再度クリ・クロの素晴らしさを味わってホスイと思います。
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2006年07月27日

George Michael / Faith [1987]

1988年、グラミー賞Album Of The Yearを獲得しています。
George Michael / Faith [1987]

faith.jpg
1. FAITH
2. FATHER FUTURE
3. I WANT YOUR SEX(Part1&2)
4. ONE MORE TRY
5. HARD DAY
6. HAND TO MOUTH
7. LOOK AT YOUR HANDS
8. MONKEY
9. KISSING A FOOL
10. HARD DAY(Shep Pettibone Remix)
11. A LAST REQUEST(I Want Your Sex Part3)


ジョージ・マイケル :ある時期から女性ファンが激減したとか・・・

ポップ・デュオであるワムでの、周りの扱いが気に入らなかったのか、絶頂期にも関わらず解散。そして、ソロ・アーティストとして活動を開始したのがこのアルバム・・で大ブレーク!
この時期において他を寄せ付けないスーパー・スターとして君臨・・・?
そのジョージ・マイケルがカミング・アウトするとははは、誰も想像できなかったでありましょう!それも、1998年4月 ビバリーヒルズの自宅近くの公衆トイレで逮捕とは、トホホであります。

そんなことはどうでも良い!と思えるほどの出来栄えを持った素晴らしい作品であることは、ヒット曲の認知度や、多くのアーティストにカバーされたり、支持されていることを考えると・・・。それまでもいくらかアプローチを見せていた、ブラック・ミュージックに対する解釈が「黒人R&Bチャートで白人の音楽が1位になった珍しいサンプルである。」とまで言わしめている・。ジョージはこのアルバムにおいて曲作りだけではなく、アレンジやプロデュースまでこなし、あらゆる楽器まで手を出していて文字通りソロ・アーティストとしてやりたいことを全てやっている・・そんな感じがする今日この頃・・皆様いかがお過ごしでしょうかぁぁ。
このアルバムは、全世界で1000万枚以上を売り上げ、ワムのようなポップ・アイドルではないことを実証してみせた。ブラック・ミュージックへの傾倒を強めた音作り、タブーとされている性問題にもアプローチした詞、とアーティスト性を発揮している点が多くのリスナーにアピール。(やっぱり何か・・?伏線があったのネ!)
個人的には声がクイーンのフレディ・マーキュリーに似た感触なので、クイーンの復活にはジョージ・マイケルこそが・・と思っていましたのヨ!
これほどまでの才能の持ち主なので、世間の中傷など気にせずビシバシとヤッテほすいものですっコレカラもっ!!

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2006年07月24日

Matt Bianco / Samba In Your Casa [1991]

ドゥービーズの名曲をカバー、これまたイケル!
Matt Bianco / Samba In Your Casa [1991]
Samba in Your Casa.jpg
1. You're The Rhythm
2. Macumba
3. Let It Whip
4. Strange Town
5. The Night Has Just Begun
6. True Love
7. What A Fool Believes
8. Lady Of My Mind
9. You're The Rhythm (Brazil)
10. Samba In Your Casa


マット・ビアンコ :カラフルなサウンドが持ち味のユニット

マット・ビアンコは、マーク・ライリーとダニー・ホワイトが中心となって、歌姫としてバーシアも在籍していたことがあるユニット的なグループ。
ファンクとラテンを融合した独創的なサウンド=ファンカラティーナを軸に、サルサ/ブラジリアン更にはソウル/アシッド・ジャズ/AOR等、様々な音楽の要素を巧みに取り込み、常にダンサブルでカッティング・エッヂな高性能ポップスを追求するマット・ビアンコ!
そんなビアンコの作品の中でも、AORファンに最もアピールするであろう曲、歌うシロクマさんことマイケル・マクドナルドが歌い大ヒットした、ドゥビー・ブラザーズの名曲"What A Fool Believes"をカバーしています。この曲はオリジナルに近い感触でカバーしているのでマクドナルド版の曲と違和感なく、ドゥービーズのファンも聴くことができる仕上がりとなっています。マーク・ライリーはマクドナルドほど鼻から息が抜けないので、どちらかと言えばアッサリ風味の曲調ですかなぁぁ。
スタート時はバーシアやダニー・ホワイトとのユニットでしたが、二人がグループから脱退すると、ライリーはキーボードのマーク・フィッシャーと手を組み、二人マイク体制でマット・ビアンコを世界的に成功させることになにります。このアルバム「Samba In Your Casa」は、そんな二人マイクとしては三作目でビアコとしては4作目のアルバムとなっています。この頃すでに日本では話題のグループであり、ダンス・フロアーを行きかう老若男女から絶大なる支持を得ていたことは明白??
このアルバムでは、ブラジルのリオを訪れて音楽の世界観を体現してアルバム作りに生かしています。
2004年には、オリジナル・メンバーのダニー・ホワイトとバーシアと再合体、アルバムを発表して話題になり申したネ!
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2006年07月21日

BOZ SCAGGS / Other Roads [1988]

AOR系ミュージシャン大挙参加の復帰作!

BOZ SCAGGS / Other Roads [1988]
Other Roads.jpg
1 What's Number One? (3:58)
2 Claudia (4:07)
3 Heart of Mine (4:12)
4 Right Out of My Head (5:24)
5 I Don't Hear You (4:41)
6 Mental Shakedown (4:10)
7 Crimes of Passion (4:00)
8 Funny (5:49)
9 Cool Running (4:14)
10 Night of Van Gogh (4:20)


ボズ・スキャッグス :ニヤケ顔でバイクにもたれて・・

長い間、音楽的な仕事から遠ざかっていたボズが8年ぶりに復帰した作品。
その間ボズが携わっていたのはレストラン経営といわれているが、それが失敗したため音楽業界に復帰してきたのが真相のようではありますが・・・。世間の評価は低いこの作品、個人的には好きなアルバムなのです。80年代の末においてAOR系のアーティストがほとんど活動をシフトするか、細々と活動をしていた時期なだけに、多くの有名スタジオ・ミュージシャンを起用した作品はこの時期は貴重なモノだったのです。
そして、このアルバムではAOR四天王のひとり、ボビー・コールドウェルの曲"HEART OF MINE"が収録されている点も見逃せません。この曲はコールドウェル自身もアルバムに収録している曲で、二人ともライブでは定番の曲としてよく演奏されていることもあり、このアルバムの収録曲の中でもポイント曲として紹介されています。
個人的には、曲ごとにクレジットされているスタジオの凄腕達の演奏を一枚のアルバムで聴くことができ、それもボズのアルバムであることの喜び・・。ウン。良いですっ。
そして、時代を感じさせるのが、ベースで参加しているマーカス・ミラーの存在です。Jazz/Fusion界では一番人気のミラーを起用する処はナカナカ目の付け所が良いと言うか、70年代のボズ陣営では考えられなかった点です。ミラーはベースだけではなく、シンセサイザーやクラリネット、リズム関係と大きくこのアルバム作りに貢献しています。すでに大物アーティストのプロデュース等を手がける注目のマーカス・ミラーを起用して、新機軸をみせようとした80年代後期から90年代にかけてのボズの戦略が見え隠れする今日この頃・・皆さんいかがお過ごしでしょうかぁぁ??
もちろん従来からのTOTOのメンツや、マクサス関連、ダン・ハフ、カルロス・リオス等の凄腕も参加しています。コーラス隊も実に豪華になっていて、Timothy B. Schmit、James Ingramm、David Lasley、Phil Perry等々のヨダレもん状態が続くこと必至!
これまた、プロデュースのBill Schneeが腕によりをかけて製作したからなのかしら?と思いますが、この時期はすでに日本の息がかかってたのかなぁSONYだしなぁぁぁ。



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2006年07月18日

Timothy B. Schmit / Playin' It Cool [1984]

透明感のある爽やかな声質が持ち味!
Timothy B. Schmit / Playin' It Cool [1984]
Playin' It Cool.jpg
Playin' It Cool
Lonely Girl
So Much In Love
Something's Wrong
Voices
Wrong Number
Take A Good Look Around You
Tell Me What You Dream
Gimme Money



ティモシー・B.シュミット :ひとりアカペラの名曲

カントリー系のロック・グループ"POCO"で活躍し、1978年からイーグルスの一員として活躍。・・するもグループが方向性を見失い解散・・・。その後、彼はソロ活動へ始動していくことになります。しかし、ティモシーの特性をビーチ・ボーイズ直系の透明感のあるバック・コーラスであると、周辺のミュージシャンが見出していました。その証拠にこの初ソロを発表する以前に、多くのアーティストのバック・コーラスとして参加しています。スティーリー・ダン、クリス・ヒルマン、クロスビー・スティルス&ナッシュ、ダン・フォーゲルバーグといったアメリカン・ミュージックに欠かせない重要なアーティストの作品でティモシーの声を聴くことができます。そして、それらのアルバムがティモシーの素晴らしい働きによって、さらに輝きをましていることは明白でしょう。
そういったティモシーのアルバムの中で、この作品には日本人にとって忘れられない楽曲が収録されています。一人アカペラとでもいいたくなるコーラス・ハーモニーをしている"So Much In Love"(渚の誓い)です。ティモシーやイーグルスの名前を知らない世代が知っている局として有名なこの曲・・日本ではティモシーといえばこの曲といえる点があります。
その他にも様々なタイプの曲が収録されていて、アメリカン・ロック好きにもアピールできるものとなっています。J.D.・サウザーが作曲に加わったタイトル曲の「Playin' It Cool」、ドン・ヘンリーとジョー・ウォルシュが参加した「Something Wrong」、TOTのジェフ・ポーカロ、スティーヴ・ルカサー、デヴィッド・ペイチが参加した「Wrong Number」も収録されているのです。
アルバムとしての統一感は希薄ですが、一曲づつカットして聴いていくと、ティモシーの色々な顔が見えてくるのも本当の所でしょう。

http://www.timothybschmit.com/続きを読む
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2006年07月15日

Jackson Browne / Running On Empty [1977]

アメリカを代表する偉大なるシンガー・ソング・ライター
Jackson Browne / Running On Empty [1977]
Running On Empty.jpg
1. Running On Empty
2. The Road
3. Rosie
4. You Love The Thunder
5. Cocaine
6. Shaky Town
7. Love Needs A Heart
8. Nothing But Time
9. The Load-Out
10. Stay



ジャクソン・ブラウン :ギターを持った詩人さん


米国では、{真のアメリカを語れる真のロック・アーティスト}として、ブルース・スプリングスティーン、トム・ペティと共に並び称されています。
ブラウンさんのカテゴリーはウエスト・コースト・ロックと言うことになっていますが、その高いインテリジェンスを感じさせる詩の内容や、扱う題材が多くのミュージシャンや音楽関係者からも注目されてきました。米国ロック・シーンで、シンガー・ソング・ライターというスタイルを確立させた重要人物としても認識されています。その中でも、イーグルスの曲として有名な"テイク・イット・イージー"があります。この曲はイーグルスのデビュー・ヒット・シングルとしてだけでなく、イーグルスの代表曲にもなっています。
このアルバムは全米ツアー中にアイデアとして練られたようで、ツアー中のホテルやバスでの練習がてらの演奏なども収録されています。自らのツアーと人生を重ね合わせて、長い間に起こるさまざまな出来事をモチーフにし・・ってな所でありましょうかぁぁ。そして、それまでオリジナル曲だけで勝負してきたブラウンさんですが、このアルバムでは他のライターとの曲も収録するなど、それまでとは別のアプローチも見せた作品となっています。
このアルバムのタイトル曲の"Running On Empty"は、アカデミー賞を受賞した映画「フォレスト・ガンプ」で使用されていたのでジャクソン・ブラウンの名前を知らずとも詩っているかもしれません。主人公のガンプがヒゲをもじゃもじゃと伸ばしながらアメリカ大陸を走って横断する、旅のシーンで使用されています。監督はこのシーンならこの曲ときめていたのでしょうかぁぁ。ばっちり合ってますねぇ・・。それだけ米国人に感性がピッタリな曲ということでありましょう!
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2006年06月30日

The Doobie Brothers / Livin' on the Fault Line [1977]

イーグルスと並ぶウエストコースト・ロック!

The Doobie Brothers / Livin' on the Fault Line [1977]

Livin' on the Fault Line.jpg
1. You're Made That Way
2. Echoes Of Love
3. Little Darling (I Need You)
4. You Belong To Me
5. Livin' On The Fault Line
6. Nothin' But A Heartache
7. Chinatown
8. There's A Light
9. Need A Lady
10. Larry The Logger Two-Step


ドゥービーズ :マクドナルド色が強く出始めた7枚目

マリファナのスラングである"ドゥービー"から名前をとってドゥービー・ブラザーズ。
初期の彼らの作品は、そんな匂いが多少ながらも感じさせた曲がありましたが、マイケル・マクドナルドが参加した"TAKIN' IT TO THE STREETS"あたりから、都会的で洗練された作風になっていきます。彼らのもっともAOR的なアルバムは、"Minute by Minute"となり、グラミー賞まで受賞してしまいますが・・その前作にあたる今作"Livin' on the Fault Line"もなかなかどうして素晴らしいAOR作品となっています。
マクドナルドのドゥービーズの参加のきっかけは、結成時からの中心人物のTom Johnstonが体調不良のため、スティーリー・ダンからドゥービーズに渡ってきたスカンク・バクスターが同じ釜の飯を食べたマクドナルドを呼びいれ・・・。(まぁ、このあたりは有名な話なので・・・)
ウエスト・コースト・ロックのファンから大きな支持を得ていたドゥービーズを、JazzやR&B、ソウルの要素を持ち込み幅広い音楽性を大胆に取り入れたのがマクドナルド!それが成功へと導くことになった本作"Livin' on the Fault Line"はドゥービーズのアルバムの中でも重要なポイントと言えると思います。
アルバムの中には、 ストリングスのアレンジにTOTOのデヴィッド・ペイチを起用した曲や、マクドナルドのソウル趣味が反映され、モータウン・ナンバーのカヴァーも聴ける。
豪快なギター・サウンドで土臭いロックを演奏していた初期のスタイルは後退し、より大人向けのロックを主軸に活動をしていくのでありまんす・・・。もし、"Minute by Minute"がお気に入りでこのアルバムがまだ未聴でしたら・・・ぜひお試しあれ!
お気に入り曲は、カーリー・サイモンも唄った"You Belong to Me"、そしてシングルヒットした"Little Darling"、中国が好きなの?"Chinatown"もオススメであります。
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2006年06月24日

Steve Winwood / Arc of a Diver [1980]

80年代のウィンウッド・ミュージックのスタート作!
Steve Winwood / Arc of a Diver [1980]
Arc of a Diver.jpg
1.While You See a Chance
2.Arc of a Diver
3.Second-Hand Woman
4.Slowdown Sundown
5.Spanish Dancer
6.Night Train
7.Dust


スティーブ・ウィンウッド :渋い兄さん(オヤジ?)

スティーブ・ウィンウッドは、トラフィック、ブラインドフェイスと言った渋めのロック・グループに在籍したアーティストであり、どちらかというと通好みのロック・ファンに評価されています。そのウィンウッドが、ほとんど一人で多重録音を駆使して作り上げた作品が、この「アーク・オブ・ア・ダイバー」です。時代を反映したデジタリーなキーボード主体の音ですが、彼のソウルフルなヴォーカルが多くの音楽ファンに受け入れられました。このアルバムは、全世界で700万枚以上のセールスを記録したロング・セラー・アルバムでありウィンウッドの代表作でもあります。そして、ロック名盤100選に選ばれること間違いなしの逸品であることも周知の事実でもあります。そういったウィンウッドの音楽的経歴は古くて、60年代には15歳でキャリアをスタートさせています。それも、R&Bの大御所(チャック・ベリーやB.B.キングといった大物アーティスト)たちとの競演や、エリック・クラプトンとのバンド結成(ブラインド・フェイス)があります。
1980年に自宅録音したと思われる音作りは、現在の大きなプロジェクトのもとで製作される作品と比べると、多少チープに感じられるかもしれません。しかし、その軽く感じられるシンセサイザーの一音づつがソウルフルなウィンウッドの渋い声と合わさり、なんとも言えない感じを聴くものに与えてくれます。世界的な評価は、1986年に発表された『バック・イン・ザ・ハイ・ライフ』が上となりますが、素のウィンウッドが感じられる『アーク・オブ・ア・ダイバー』からのステップ・アップであった事はファンならば・・であります。
どこか乾いた感触の楽曲が並ぶアルバムですが、ちょっとしたドライブにもオススメの粋な作品でありますぞよ。
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2006年06月21日

The Style Council / Our Favourite Shop [1985]

80年代のイギリスを代表するオシャレな音・・
The Style Council / Our Favourite Shop [1985]
Our Favourite Shop.jpg
1.Homebreakers
2.All Gone Away
3.Come to Milton Keynes
4.Internationalists
5.Stones Throw Away
6.Stand Up Comics Instructions
7.Boy Who Cried Wolf
8.Man of Great Promise
9.Down in the Seine
10.Lodgers (Or She Was Only a Shopkeeper's Daughter)
11.Luck
12.With Everything to Lose
13.Our Favourite Shop
14.Walls Come Tumbling Down!
15.Shout to the Top! [USA Remix]


ザ・スタイル・カウンシル  :スタ・カンの愛称で親しまれ・・・

ザ・スタイル・カウンシルは、イギリスのパンクバンド、ザ・ジャム(The Jam)のリーダーとして活躍したポール・ウェラー(ボーカル、ギター)と、ミック・タルボット(オルガン、シンセサイザー)を基本メンバーとし、女性VocalのD.C.リー、スティーブ・ホワイト (ドラム)の4人で構成されることが多かったグループです。
このグループの登場で、日本のオシャレさん達はいち早く飛びつきカフェバーでも盛んにBGMとして使われていた事を思い出します。そんなスタ・カンの音楽スタイルは、ブルー・アイド・ソウルだけではなく、ファンク,ボサノヴァ,ジャズ,そしてハウスまで、ありとあらゆる音楽を取り入れるというものでした。それらのジャンルの音楽をたくみに吸収して、独自のスタ・カンmusicを形成してみせ、80年代のミュージック・シーンにひとつのスタイルを築いたのです。
このアルバムは、スタ・カンの2枚目のアルバムで最高傑作として認識されているもので、現在も色々なところで重宝されている作品であります。
ポール・ウェラーの書く曲と、ミック・タルボットのファンキーなオルガン、そこにD.C.リーの力強い歌が乗ったときにスタ・カンの世界が広がります。どこか懐かしく新鮮な感触は、ジャズやソウルのもつ泥臭さを薄めて英国流のエッセンスを散りばめています。20年以上経過した作品ながらまったく古臭さを感じさせないのは、二人の中心人物の持つ音楽的なバック・ボーンにあることは間違いありません。グループは4枚のオリジナル作品を残して自然消滅してしまいます。これも時代に関係してくることは明白であり、こういったスタイルは80年代だったからこそ受け入れられた(一般的に・・)と思います。個人的には、この現在こそ再結成していただき素晴らしい作品を聴かせてホスイものです。
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2006年06月18日

Mike & The Mechanics / same [1986]

時代にマッチした音作りで大成功!

Mike & The Mechanics / same [1986]

Mike & The Mechanics.jpg
1.Silent Running
2.All I Need Is a Miracle
3.Par Avion
4.Hanging by a Thread
5.I Get the Feeling
6.Take the Reins
7.You Are the One
8.Call to Arms
9.Taken In



ジェネシスのベーシスト(ギターも有)"マイク・ラザフォード"が1985年に結成したグループ。
ポール・キャラックと故ポール・ヤングの二人の名ヴォーカリストをフロントに据えて、親しみやすいポップ・ロックを展開しています。
アルバムのジャケットからイメージや、シングルとしてヒットした"Silent Running"からくるものはSFっぽい感触があります。(ポール・キャラックのソウルフルなヴォイスが◎ですっ)この曲のPVは、当時かなりのヘビィ・ローテーションで流されたものでこのグループの代表曲となっています。SF映画の名作「未知との遭遇」にインスパイアされたと思われる内容は、映画の予告編のような作りで曲のイメージと見事に合致しています。
しかし、他の収録曲はしっとりとした"You Are the One"や、アメリカのポップ・グループが歌いそうな"All I Need Is Miracle"等の楽曲で構成されて、アルバム通して聴くとバラエティに富むものとなっています。
このアルバムに収録されたヒット曲を聴くと、ジェネシスのポップ化に一番貢献したのがラザフォードだったと実感いたします。フィル・コリンズの芸風はホーンズを使った曲と、歌い上げるタイプのバラッド曲なのに対して、マイク・ラザフォードは外部のライターと二人の強力な歌い手(曲作りも手がける!)を中心に組み立てています。そのスタンスが、MTV世代のポップ・ロック・ファンに受け入れられたのでありましょう。
このアルバムの大成功を受けて、グループはワールド・ツアーを行い、世界中で支持されて以降素晴らしいヒット・アルバムを発表していきます。
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2006年05月22日

Billy Joel / Glass Houses [1980]

ストレートでシンプルなロックで決め!
Billy Joel / Glass Houses [1980]
glass house.jpg
1. You May Be Right
2. Sometimes a Fantasy
3. Don't Ask Me Why
4. It's Still Rock & Roll to Me
5. All for Leyna
6. I Don't Want to Be Alone
7. Sleeping With the Television On
8. C'Etait Toi (You Were the One)
9. Close to the Borderline
10. Through the Long Night




ビリー・ジョエル :ミスター・ロックン(ピアノ)・マン


『ストレンジャー』、『ニューヨーク52番街』ときてこのアルバムの登場。
それは、ビリー・ジョエル自身が同じ路線で大成功した、2大傑作とは別の方法で挑戦した作品ともいえるでしょう。コンテンポラリー系の前2作とは違いシンプルながらも、極太のしっかりとしたロックン・ロール曲を収録しています。前2作品に見られる、jazz畑のミュージシャンが参加していないので、ロック・バンド的なサウンドがこのアルバムのポイントでもあります。いわば身近なミュージシャンとのロックン・パーティのようでもあります。
まず、ガラスの割れる音からスタートする"You May Be Right"でグッと聴く者を引きつけます。(よしっ、これでツカミはOK!)「ユーメイビライッ!」この曲がアルバム・ジャケットとつながってくるのですねぇぇ。
もちろんこのアルバムは数々の賞を受賞しましたし(グラミー賞最優秀ロック歌手部門等)、全米No1に輝く"It's Still Rock & Roll to Me"(ロックンロールは最高さ)が収録されています。そして、アルバムも全米No1に輝きました。日本におけるビリー・ジョエル人気もこのあたりからピークを迎えています。SONYからの発売ということもあり、いろんなところで取り上げられ、お茶の間の皆様にもTVCM等でビリーの曲が頻繁に流れるようになったのもこの時期です。このアルバムを聴いて元気になったファンも多いことでありましょう。夜の雰囲気の『ストレンジャー』、『ニューヨーク52番街』もよいですが、野外ロックフェス向けの曲が多く収録されたこのアルバムええですぞっと!
もし、AORのRがロックン・ロールならこのアルバムこそ真のピリー・ジョエルのAORアルバムかもしれません。
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2006年05月16日

THE JOE CHEMAY BAND / The Riper The Finer [1981]

世界初CD化!なんだってっ!・・でも日本だけってのも・・

THE JOE CHEMAY BAND / The Riper The Finer [1981]
THE JOE CHEMAY BAND.jpg

Bad Enough
Proud
Once In A Life
A Fine Line
You Saw Me Coming
Love Is A Crazy Feeling
Holy Thunder
One Needs Another
Never Gonna Let You Go




ジョー・シャーメイ→ ベーシスト、歌い手


知る人ぞ知る噂の名盤であることはこのアルバムを聞くことで確認できます。
しかし、世界的にみてもこの作品をCDできるのは・・やはり日本くらいなんでしょうかぁぁ。
ジョー・シャーメイはビーチ・ボーイズやピンク・フロイドの作品に参加した経験を持つベーシストで、いわゆるセッション系のミュージシャンとして活動していたらしい・・。このアルバムは典型的なL.Aサウンドと呼ばれるもので、西海岸サウンドのツボを押さえた作品といっても過言ではありますまい。さわやか風味のコーラスと適度なファンクネス、R&Bフィーリング、そこにアコースティック・ギターや電子ピアノのやさしい感触を巧みにミックス。参加しているメンバーはジョーの仲間を中心に録音されていて、有名処といえばパーカッションのルイス・コンテだけであります。1981年当時のAOR業界は、日本でもなじみのミュージシャンがクレジットされているのがほとんどだった時期。その中で、コレだけのクォリティの高いアルバムを製作できたのは、バンド・メンバー全員が高いスキル・レベルを有していたからに他ならないと思われます。しかし、ジャケ差し替えはこの作品でも行われていて、オリジナル・ジャケとは大きく異なるイメージのものとなっています。(でも邦盤のジャケが作品のイメージに近いかぁぁ?)乾いた感じの風を感じたい貴女!このアルバムを車に乗せてステキなドライブのお供にご利用くださいマセ!!
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posted by taha at 23:27| Comment(4) | TrackBack(1) | rock/pops系 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年05月07日

Michael McDonald / No Lookin' Back [1985]

歌う白クマさんのソロ第二弾!
Michael McDonald / No Lookin' Back [1985]
No Lookin' Back1.jpg
01. No Looking Back
02. Bad Times
03. (I'll Be Your) Angel
04. By Heart
05. Any Foolish Thing
06. Our Love
07. (I Hang) On Your Every Word
08. Lost In The Parade
09. Don't Let Me Down


マイケル・マクドナルド :ポップでビートが利いてもマイケル節・・
一作目の「If That's What It Takes」『思慕』がすこぶる評判が良くて、気をよくしての第二弾!なのかどうかは定かではありませんが、この時期のマクドナルド(白クマ)おじさんは絶好調だったことは間違いがありましぇん。ブルー・アイド・ソウル、R&B、フォーク・ロック、ウエストコース・ロックのエッセンスを散りばめながら、豪華なライティング陣とのコラボも見事に決まります。
そして、おなじみであります鼻からの息も抜けます、抜けます沢山と出ています。まぁ、それがなければ白クマさんとは言えませんからねぇぇ。
一作目との違いを示したかったのか、ドゥービーズとの違いをより鮮明に打ち出したかったのか、のっけから幾分ハードな曲調でアルバムはスタートします。アルバム・タイトル曲の"No Lookin' Back"です。その瞬間「おっ!」と言ったのは拙者だけではありますまい。この曲はケニー・ロギンスとの共作曲で、アルバムのトップにもって来たのがマイケルの意気込みを感じさせます。思いの他シンセサイザーを多用した曲作りは、アルバム全編に渡っているのもポイントのひとつです。
ラストにもって来たのがランディ・グッドラムとの共作曲"Don't Let Me Down"とスタート曲とこのラスト曲がハードな仕上がりなのは??
マイケルらしさが別の意味でより感じられるのが、バラッド曲の"Our Love"です。切々と歌っているシーンが想像できます。(背中を丸めてキーボードに向かう・・)
このアルバムがリズム的に強く感じるのは、ドラムは多くが故ジェフ・ポーカロが担当しているからに他ならないでしょ。やっぱり、いい仕事してます!
そして、サプライズとしてジョー・ウォルッシュが"Bad Times"でスライド・ギターで参加している点も見逃せません。続きを読む
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2006年05月04日

Kenny Loggins / Nightwatch [1978]

バラエティに富む楽曲で勝負した傑作!
Kenny Loggins / Nightwatch [1978]
Nightwatch.jpg
1.Nightwatch
2.Easy Driver
3.Down 'N' Dirty
4.Down in the Boondocks
5.Whenever I Call You "Friend"
6.Wait a Little While
7.What a Fool Believes
8.Somebody Knows
9.Angelique


ケニー・ロギンス :ヒゲもじゃですがやさしい目
前作品の"Celebrate Me Home"はプロデュースがボブ・ジェイムスで、参加している演奏者の多くがjazz周辺の腕利きミュージシャンばかりで固められている。今回のご紹介のアルバムでは、jazz周辺以外からも召集されているようなので、レーベル側も本格的にケニーを売り出しにかかってきた証拠なのか??これもプロデュースしたボブ・ジェイムスのコンテンポラリー系への挑戦と受けて取れると踏んだのか定かではありませんが・・。このアルバムの質感が30年近くたっても損なわれないのは、そんなこと関係なくしてもケニーの甘くとろける様な声と、耳に残る良質なメロディがあってこそ、と思わずにいられません。こういった素晴らしい楽曲は、ヒット曲として認識されているスティーヴィー・ニックスとのデュエット・シングル「二人の誓い」で判ります。ゴージャスな雰囲気のバックの演奏に支えられて、主役の二人がまったりとした感触でせまります。まさに大人の雰囲気が堪能できるAORと言えるでございましょう! そして、このアルバムの最大ポイントは、マイケル・マクドナルドとのコンビから生まれた名曲"What A Fool Believes"の存在でありましょう。この曲でドゥービーズは大成功を収める訳ですが、ドゥービーズより先にケニー・ロギンスがアルバムに収録していたのです。(聞き比べるとその違いがわかるかもしれない・・・)同じ楽曲でもリードとアレンジが違えば、これまた別の印象になるという好例かもしれません!
ケニー・ロギンスといえば、大ヒットしたサントラ収録の「フットルース」や「トップガン」が有名ですが、本質的にはソロとしての初期3枚がとても優れていると言われていますので、ぜひお手に取り楽しんでください。
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2006年04月28日

Alessi / Long Time Friends そよ風にくちづけ[1982]

ベタな邦盤タイトルもなんのその!!?
Alessi / Long Time Friends そよ風にくちづけ[1982]
Long Time Friends.jpg
1. Jagged Edge
2. You Got The Way
3. As Far As I'm Concerned
4. Rise Up
5. I'm Gonna Tell Her Tonight
6. Put Away Your Love
7. What A Way To Go
8. Still In Love
9. How Long, How Much
10. Forever
11. Long Time Friends


アレッシー さわやかAOR
ビリーとボビーのアレッシー、イケメン双子のデュオ・グループ。
クインシー・ジョーンズが発足させた新興レーベルであるクエスト・レーベルが全面的にバック・アップした話題のアルバムでありました。親元レーベルのワーナーの力も借りて、業界に多大なる影響を与えたアルバムとも言えます。そして、ワーナーに見事グラミー賞をもたらした、ミスター・フラミンゴこと"クリストファー・クロス"を音楽的なプロデューサーに据えている点も見逃せません!双子の魅力は中性的なヴォーカルにある点をクインシーは見抜いていて、同じ中性的なヴォーカル・スタイルのクリ・クロにプロデュースを任せたと思われます。そして、ワーナー側も契約アーティストの中から名プロデューサーを輩出できれば、レーベルの総合力も高められると判断したのではないでしょうか?そんな強力なバック・アップのもとイケメンの双子は、息のあった爽やか系のコーラス等を武器にとてもクォリティの高い作品に仕上げています。もちろん作詞作曲は双子ちゃん!まさにプロダクションの勝利といえるアルバムであり、アレッシーとしても最高の評価を得たアルバムとなりました。
参加しているメンバーは、当時の一流ところが大挙投入されている点もこアルバムのポイントのひとつでありましょう。曲ごとのメンバー・クレジットをみながら堪能いたしやしょう。
(ひとつだけ難を言えば、あまりアレッシー自身の個性を前面に押し出せていない点かなぁぁ?)
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posted by taha at 23:25| Comment(4) | TrackBack(0) | rock/pops系 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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